皆さんは、「普通」って何だと思いますか?

「普通の人」「普通の生き方」「普通に考えたら」「君は普通じゃない」…。
このような場合の「普通」は、「他の大多数と同じこと」という意味になります。

では、「普通」でないことはダメなことなのでしょうか?

この記事では、「普通」という言葉が意味するもの、そして「普通じゃない」ことの大切さについて考えていきます。

「普通」って何?

「普通」という言葉は定義が非常に難しく、自分にとっての普通が他人にとっては普通ではないこともめずらしくありません。つまり、「普通」というのは人それぞれの尺度により決まる非常にあいまいなものであり、何が「普通」であるかは一人ひとり異なるのです。
それにも関わらず、多くの人は「普通」であることを求め、ときには他人に「普通」であることを強要することもあります。

「普通」=「他の大多数と同じこと」と考えると、高校への進学率が97%を超える日本では、高校へ行くことが「普通」ということになります。高校に行きたくなくても「普通じゃない」と思われることがイヤで、無理をして高校に通っている人も少なくありません。

「普通じゃない」のはダメなこと?

では、高校へ行かない・高校を休学する・高校を中退するなど、「普通じゃない」選択をするのはダメなことなのでしょうか?

決してそのようなことはありません。人生には、いろいろな選択肢があります。政治家や実業家など、いわゆる「成功している」人のなかには、高校を卒業していない「普通じゃない」人もたくさんいます。むしろ、「普通じゃない」選択をした人のほうがさまざまな経験を積んでいるため、将来の成功につながる幅広い視野を持っている場合が多いのです。

以下の記事では、実業家の家入一真さんや元プロテニス選手の松岡修造さんなど、高校中退歴のある有名人のエピソードをご紹介しています。

高校中退でも成功できた有名人や偉人とは?意外な転機や逸話も紹介

上の記事でご紹介している方以外でも、たとえばGMOの熊谷正寿さんや、芥川賞の西村賢太さんも高校中退から、大きな成功を収めています。

それに、高校に進学した97%以上の人のうち、2.4%(約8万人)は定時制高校への進学、5.9%(約20万人)は通信制高校への進学です。さらに、毎年約5万人が高校を途中退学しています。毎年約30万人の高校生が「普通じゃない」選択をしていることになります。

「でも、高校へ行かないと大学進学や就職に不利になるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、進学や就職をしたい場合であっても、高校へ行くことは必須ではありません。無理をして「普通」でいるより、「普通じゃない」選択をする方が、将来の可能性を広げることもあるのです。

「高認試験」は将来の可能性を広げる選択肢の1つ


ただし、高校に行かないという場合でも、将来の選択肢を広げるために高認試験を受験するのはおすすめです。高認試験とは「高等学校卒業程度認定試験」のことで、合格すれば専門学校や大学の受験資格のほか、一部の国家試験の受験資格が得られます。

高認試験は、高校1年生以上の人ならだれでも受けることができます。学校生活に疑問を感じた人たちの中には、最初から高校には進学しないで、高認試験を受験する人たちもいます。そして、3年間ではなく1年あるいは2年で高認試験に合格し、その後は趣味や大学受験の勉強、資格の勉強、留学などに充てる人もいます。自分の大切な時間をどう使うかを考えたとき、高認試験はあなたの味方になってくれる選択肢の1つなのです。

多くの人が選ぶ「普通」に、自分を無理やり合わせる必要はありません。「普通じゃない」道を選ぶのは、自分らしく生きるための手段です。

自分にとっての「普通」を大切にして、後悔のない道を選ぼう!

他人にとっての「普通」が、自分にとっての「普通」とは限りません。「普通」らしく振舞うことに違和感を覚えたら、少し立ち止まって自分にとっての「普通」が何なのかを考えてみましょう。それが他人にとって「普通じゃない」ものであっても、気にする必要はありません。自分の人生は、他人の尺度で測るものではないからです。

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