あなたは、勉強や部活、人間関係、進路のことなど、学校生活でストレスを感じることはありませんか?
多少のストレスはだれでも感じるものですが、過度のストレスがあると学校へ行くこと自体がツラくなってしまったり、不登校の原因になってしまったりすることも。
では、そのようなストレスに上手く対応し、楽しいと思える毎日を過ごすにはどうしたら良いのでしょうか。
この記事では、学校でストレスを感じる主な原因とストレスに対処する方法を紹介します。
学校でストレスを感じる主な原因
まず、高校生の皆さんは、どんな場面でストレスを感じることがあるのでしょうか。
目次
友人や先生との人間関係
集団生活には、ガマンがつきものです。自分の意見が言えない場合や、価値観の合わない人との関係に悩むことも多いでしょう。トラブルを避けるために、まわりに自分を無理やり合わせている人もいるかもしれません。
また、高校生にもなると、多くの人がスマートフォンを持っていてSNSも利用しています。帰宅後も友だちとの関係に束縛されるため、人間関係のストレスから解放される時間がありません。
先生との相性が合わず、特定の教科だけ嫌いになってしまう場合だってあります。
それにもかかわらず、毎日同じメンバーと顔を合わさなければいけない……。
人間関係は、学校にいる限り逃げることができない大きなストレスといえます。
部活動のこと
高校では、部活動の内容もより本格的になります。部活を楽しみに入学したのに、上下関係が厳しすぎたり、がんばってもレギュラーになれなかったり。もちろん、部活でも人間関係から逃れることはできません。
一方、進学を希望しているのになかなか部活が辞められず、勉強不足に悩む人もいるかもしれません。
「イヤなら部活を辞めればいい」と無責任なことを言う人もいますが、それで解決する単純な問題ではないから、ストレスになるのです。
授業や成績のこと
休校続きで授業が遅れ、授業の進みがとても速くなっている高校も少なくありません。不足分を補習でフォローするために0時間目や7時間目が設けられたり、大量の課題が出たりすることもあります。
同じ学校であれば皆同じ条件のはずですが、能力や理解力はそれぞれ違います。友だちがきちんとできているのに自分ができていないと焦りが生じ、それがストレスへとつながることもあるでしょう。
特に進学を目指している人にとって、授業についていけないことは死活問題であり、大きなストレスとなります。
進路や受験のこと
大学受験に失敗したら…というプレッシャーや不安も高校生が抱えるストレスの大きな原因です。模試の成績が上がらないことや、志望校の判定がいつまでも合格圏内に届かないときも、焦りを感じますよね。
周囲の友だちの進路が決まっていくなかで自分の進路が決まらない場合も、取り残されていく疎外感を覚えることがあります。
このように、学校でのストレスは、原因がわかっていても自分一人の力で解決できないケースがほとんどです。しかも、学校にいる限り逃れられないため、学校へ行くこと自体がイヤになってしまうこともあります。
ストレスから逃れるためにはどうすればいい?
学校生活にストレスを感じてツラくなったら、一人で抱え込まないようにしましょう。例えば、以下の方法が参考になるかもしれません。
共感してくれる人に気持ちを打ち明ける
まず、ストレスに感じていることを、友だちや先生などに話してみましょう。
同級生や先生に話をするのが難しい場合は、アルバイト先の友だちや予備校の先生などに相談するのもおすすめです。具体的な解決策が見いだせなくても、共感してくれる人がいるだけで気持ちがすっと軽くなります。
学校以外に自分の居場所を見つける
習い事や塾・予備校、ボランティア、アルバイトなど、学校以外でありのままの自分を出せる環境を見つけるのも良いでしょう。ストレスなく過ごせる場所が見つかれば、学校でのストレスが軽減するかもしれません。
大学や将来の目標を立てる
学習内容に不安がある場合は、自分に合う学習計画を立てるのもおすすめです。目標を定め、計画的に勉強を進めれば、将来への道も開けてきます。自分で計画を立てるのが苦手な場合は、学校や予備校の先生に相談するのも方法の一つです。
「学校へ行く」という選択肢を捨てる
学校へ行くこと自体がツラく、大きなストレスになっている場合は、学校を休む、あるいは辞めるのも選択肢の一つです。学校という枠から飛び出せば、将来につながる別の道が見えてくることもあります。高校中退から大きな成功を収めた有名人も世の中には多いですから、彼(彼女)らのストーリーを参考にしてみるのも良いでしょう。
高校中退でも成功できた有名人や偉人とは?意外な転機や逸話も紹介
「高校へ行かない」という選択をしたときの味方、「高卒認定試験」
「学校へ行くのがツラい」「学校に居場所がない」「学校を辞めたい」……。そのような場合は、「高卒認定試験」を受験するという選択肢もあります。
高認試験とは、高等学校卒業程度認定試験のことです。高認に合格すれば、高卒者と同等以上の学力があると認定され、専門学校や大学の受験資格が得られます。また、一部の公務員試験の受験も可能になります。
高認試験は、満16歳以上で高校を卒業していない人ならばだれでも受けられます。もちろん、高校在学中でも大丈夫。高認に合格すれば自信がつくうえに、やむを得ず高校中退を選択しても、進学で不利になることはありません。
「でも、高校を辞めたらどうなるんだろう…」と心配な方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。夢を叶える道は決して1つではなく、無理をして高校に通うことが最善の道ではないと思えるかもしれません。
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高認合格を目指す方には、4つのコースをご用意しています。通学コースには、さまざまな理由で高校卒業とは別の道を選んだ仲間がたくさんいます。境遇が似通っており悩みを共有しあえるため、「高認コースで一生の友を得た!」という人もいます。他人と接するのが苦手ならば、個別指導コースや通信講座を利用する方法もあります。四谷学院で、進学・就職に役立つ高認合格を目指しましょう。