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高認の受験資格とは?旧大検との違いを解説

最終更新日:2021/11/12

※この記事は約4分で読めます。


「高認って何?大検と何が違うの?」と疑問を持っている方もいるかもしれません。

高認は平成17年にスタートした資格試験で、正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」。文部科学省の高認のサイトに「旧大学入学資格検定」とあるように、かつての大検に替わるものです。

基本的に大検と高認は同じものなので、試験の難易度や合格基準、実施方法などは変わっていません。
しかし、高認と大検は受験資格の点で大きな違いがあります。それは、高認を受験したいと考えている皆さんにとって、とても有利なことなのです。

一体どういうことなのか、詳しく説明していきましょう。

大検と高認の違いは3つだけ

大検と高認の違いは、以下の3点です。

・「英語」が必修科目になった
・「家庭科」が必修科目でなくなり、選択科目であった「簿記」「保健」が廃止された
・全日制高校に在籍中でも受験が可能になった

科目の変更は、英語が苦手な人にとってはあまりうれしくないかもしれません。
しかし、大検では9科目だった試験科目が高認では1科目減って8科目になっているため、トータルで見れば受験生に有利な変更といえます。

また、高認合格後に大学進学を目指す人の場合、家庭科や保健よりも英語の勉強に力を入れたいでしょうから、その点でもメリットは大きいのではないでしょうか。

しかし、ここで最も注目すべきなのは、3つ目の「全日制高校に在籍中でも受験可能になった」という点です。

高校に在籍したまま受験できるって、実はすごいこと

かつての大検は、全日制高校に通っている生徒は受験できないことになっていました。だから、全日制高校に在籍している高校生が大検を受けるためには、試験前日までに高校を辞めなければならなかったのです。

「そんな、バカな!」って思いますよね。

でも、高認は違います。高認の受験資格は「受験する年度の終わりまでに満16歳以上になること」。たったこれだけです。学歴は関係ありません。文部科学省のホームページにも明記されているように、全日制高校に在籍している人でも受験できます。

例えば、学校を休みがちで進級が危うい人、休学中で留年が決定している人など。四谷学院に相談に来る方は、高校をすでに辞めている方も多いですが、まだ在籍中で高校を中退すべきか迷われている方もいます。迷っているのであれば、無理をして今すぐ退学しなくても大丈夫。高認合格までは高校に籍を置いておけばいいのです。

まとめると、高認試験の最大のメリットは「今の高校に在籍したままでも受験できる」ということ。このメリットを活かせば、将来の選択肢はものすごく広くなります。

高認合格後の選択は人それぞれ!でも、「選べる」ってとても重要


高校在学中に高認試験に合格したからといって、全員が高校を中退するわけではありません。合格後に、あらためて高校を中退するか、そのまま卒業するかを決めればいいのです。

今までの四谷学院の生徒さんのなかには、「高認試験の合格で自分に自信がついて、他のことにも前向きになれた」と言って高校卒業まで頑張った子もいました。

また、高校(主に通信制高校)によっては高認で合格した科目を卒業単位に換算してくれる場合もあります。

一方、高認合格で迷いがなくなり、「悔いなく高校を辞められた」という方。高校を辞めて空いた時間を大学受験対策に使うという方も、毎年たくさんいます。

高校在学中でも受験ができる高認は、今すぐ高校中退を選択することなく、将来の選択肢を格段に増やせる方法なので、ぜひ知っておいていただきたいと思います。

高認は高校在学中でも受験可能!高認で将来の選択肢を増やそう!

昔の大検とは違い、高認試験は全日制高校に在籍したまま受けられます。もちろん、不登校や休学中など「籍はあるけれど通っていない」人も受験可能です。

高認試験に合格すれば大学受験資格を取得できるため、場合によってはその時点で高校を辞めてもよいでしょう。そのまま在籍し続け、卒業までがんばるのもアリです。つまり、高校に在籍したまま高認試験を受けるのは、進路の選択肢を増やす有益な方法といえます。

高校に通い続けるべきか、高認試験を受けるべきか迷っている方は、お気軽に四谷学院へご相談ください。無料個別相談会では、システムの紹介はもちろんのこと、高認のプロがそれぞれの方の状況に応じた学習カウンセリングを行ないます。

四谷学院の高認コースで、将来の選択肢を広げましょう!

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