こんにちは、四谷学院の田中です。
1月実施の大学入試センター試験ですが、出願は毎年9月頃に始まります。
高認試験に合格、あるいは合格見込みの場合でもセンター試験に出願することができるんです。
ここでは、大学進学には欠かせない「高認生のセンター試験出願方法」についてお話します。
目次
大学入試センター試験とは?
正式名称は「大学入学者選抜大学入試センター試験」といいます。
この名のとおり、大学入学のための試験の1つです。
大学入試センター主催の全国一斉試験で、毎年1月中旬に行われます。
「日時も問題も全国共通」というスタイルは、高認試験と同じですね。
大学入試センター試験(以下、センター試験)の得点によって、各大学を受験することができます。これを「センター試験利用入試」と呼び、私立大学での導入が増えているんです。
つまり、「センター試験だけを受験して大学に合格する」ということも可能になるのです。
なお、国公立大学では、センター試験の受験が必須になっており、「センター試験 + 大学ごとの個別試験」の合計点で合否が決まります。
いずれにせよ、大学を目指す高認生であれば、センター試験を受けておいて損はないといえるでしょう。
センター試験に出願するには
センター試験の出願は9月開始です。
出願にあたって、まずは「センター試験の願書」を入手します。
高認生は条件に応じて、それぞれ必要な書類が異なります。
・合格者
・一部科目合格者
(第2回高認試験受験者)センター試験出願資格申告書
センター試験の出願は9月開始なので、第2回高認試験(11月)で合格予定の場合には、「合格証明書」が手元にありません。そこで、「センター試験出願資格申告書」に記入し、センター試験の出願の際に「志願票」に添付して提出します。「センター試験出願資格申告書」の用紙は、高認試験「受験案内」に付いています。
簡単に言えば、「高認試験に合格する予定だから、センター試験受けます」という書類です。「高認試験に合格できなかった場合は、センター試験の結果を使って大学受験できないことも了解済み」という旨も書いてあります。
この用紙1枚を添えれば、センター試験が受験できるのです。
(合格者)「合格証明書」または「合格証書・コピー」
「合格証明書」を事前に発行してもらう必要があります。
高認試験「受験案内」に付いている「合格証明書交付願」に必要事項を記入の上、返信用封筒を添えて、文部科学省へ郵送で請求します。なお、発行の手数料として1通ごとに250円が必要です。「合格証明書交付願」収入印紙を貼ります。収入印紙はコンビニ・郵便局などで購入できます。
『合格証明書』は交付願が文部科学省に到着してから発行までに1週間程度かかります。早めに手続きをしておきましょう。
全科目の合格要件を満たすと「合格証書」が届きます。この「合格証書」のコピーを、「合格証明書」のかわりに大学入試センターへ提出してもかまいません。
(合格見込者)「合格見込み成績証明書」
センター試験の出願は9月であるため、3月に高校等を卒業予定の場合は「合格証明書」がまだ手元にありません。そのため、「合格見込成績証明書」が必要です。
高認試験で科目合格されている方で、合格に必要な残り科目の免除のために必要な単位を、高等学校等で今年度中に修得見込みである場合に、「合格見込成績証明書」が発行されます。まずは、高等学校等で「単位修得見込証明書」を発行してもらいましょう。
「単位修得見込証明書」は厳封されているものが必要です。学校独自の様式ではなく、高認試験用の様式で発行してもらう必要があります。※HP等で確認してもらいましょう。
高認試験「受験案内」に付いている「c合格見込成績証明書交付願」に必要事項を記入の上、「単位修得見込証明書」「科目合格通知書」返信用封筒を添えて、文部科学省へ郵送で請求します。
なお、「単位修得証明書」と「科目合格通知書のコピー」を、「合格見込成績証明書」の代わりに大学入試センターへ提出してもかまいません。
「単位修得証明書」は、合格に必要な残りの試験科目分を含む必要があります。
高認第2回受験予定でも、センター試験は受験できる!
高認試験は毎年、8月と11月。
センター試験は9月出願(試験は1月)。
大学受験も希望されている場合、高認試験に11月受験予定の方でもセンター試験に出願が可能です。
11月の高認試験で全科目合格できれば、1月にセンター試験を受験することができます。ラストスパートをがんばりましょう!