高校中退後、就職先を探す際にネックとなるのが「中卒」という最終学歴です。アルバイトであれば、シフトの自由が利くフリーターは学歴に関係なく歓迎されやすいですが、雇用の安定という点ではやはり正社員を目指したいものです。

そこで今回は、高校中退後にアルバイトをするときの履歴書の書き方や面接での注意点、そして、中卒から正社員としての就職を目指す方におすすめの「高等学校卒業程度認定試験(高認試験)」について解説します。

高校中退OKなアルバイト先とは?

高校中退の場合、社会的にはフリーターという扱いになります。そして募集要項に学歴要件がなければ、基本的にどのような職種でも応募することはできます。また、「高校生不可」とされている求人であっても、平日の日中に働ける人材がほしい企業であれば、18歳に満たなくても採用される可能性があります。

たとえば、コンビニエンスストア・ファミリーレストラン・スーパーマーケットなどは、高校中退のフリーターでも採用されやすいです。このような業種は営業時間が長い一方で、主な働き手である主婦層の勤務時間が午前中に集中するため、シフトの自由が利くフリーターは歓迎されます。

また、体力が必要とされる土木作業員や工場作業員、勤務時間が早朝などに限定される新聞配達、移動距離が長いポスティングスタッフなども、若くて即戦力になるフリーターは採用されやすいです。

履歴書・面接での注意点


次は、就職で避けて通れない履歴書作成や面接での注意点を解説します。

履歴書作成時の注意点

履歴書は、手書きで作成するのが一般的です。十分に下書きをして、内容を吟味してから丁寧に記入しましょう。また、空欄がないようにしましょう。特技欄は資格などがないと書きにくいですが、得意教科や部活動などの成績をアピールする方法も十分有効です。

そして学歴欄には
○年4月 ××高等学校 入学
○年○月 ××高等学校 中途退学

と記入し、在学期間が分かるようにします。ただし、退学年月日を偽り、在学期間が長かったようにみせかけるのは、学歴詐称にあたります。学歴詐称が発覚すると解雇されることもあるので、ありのままを書きましょう。

面接での注意点

面接では、高校中退理由について確実に聞かれます。履歴書の内容と食い違いがあったり、返答に詰まったりすると印象が悪くなるので、中退理由はあらかじめ用意しておきましょう。

何らかの目的があって高校を中退した場合は、前向きにその目的をアピールしましょう。一方、学校で居場所がみつけられず中退したという場合には、正直に伝えましょう。そして、中退したことで得られたメリット(○○を経験する機会が得られた・○○という生き方をみつけた、など)をアピールし、高校中退を後悔していないという前向きな姿勢を示しましょう。

アルバイト生活から就職を目指そう!


アルバイトは正規雇用ではないので、長い目で見ると不安定な職業です。そこで、将来的には正社員を目指すことが必要となってきます。アルバイトから正社員に採用されるケースもありますが、最終学歴が中卒だとハードルは高めです。また、中卒でも正社員採用してくれる職場を探す方法もありますが、そのような企業は多くありません。

しかし、高認試験に合格すれば、高校卒業者と同じ扱いをうけることができるので、就職がとても有利になります。高認試験に合格すれば大学への進学も可能になるので、大企業への就職も夢ではありません。

<高認のメリットについて詳しくチェック!>
ご存じですか?大学進学を目指すなら高認試験を選ぶ方がメリット多いんです!

高認試験は年2回実施され、要求される学力は高校1年生レベルとされています。独学での合格も可能ですが、その先の進学まで視野に入れているのならば、四谷学院の高認コースがおすすめです。短期間での高認試験合格を目指す特別カリキュラムのほか、高認試験合格後も引き続き大学受験のサポートを行うコースなど4つのコースをご用意しています。

高校中退理由は正直に。有利な就職のために、高認試験を受験しよう

高校を中退後、アルバイトをする際には募集要項の学歴条件をチェックしましょう。高校生不可の求人でも、職種によっては採用してもらえる場合があります。履歴書を作成する際には、高校中退の事実も含めて正確な内容を書きましょう。面接では必ず中退理由について聞かれるので、前向きな理由を用意しておく必要があります。

正社員としての就職を目指すのならば、高認試験の受験をおすすめします。高認試験に合格すれば高卒者と同等に扱われるので、職業の選択肢が一気に広がります。四谷学院の高認コースならば、短期間での合格も可能です。高認試験に合格して、安定した生活を手に入れましょう。