こんにちは、四谷学院の田中です。
高校に行かなかった人が、大学や専門学校に進学したいと思った時、大きく2つの選択肢があります。
それは、「高校に通い直す」そして「高認試験に合格する」という方法です。
どちらを選ぶべきか、迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回はその2つでお悩み中のあなたに、高認試験を選んだ時のメリットについてお伝えします。
目次
中学を卒業していなくても高認試験にチャレンジできる
中学卒業、あるいは中学を卒業していなくても、高卒資格を持たない満16歳以上になる人なら誰でも受験することができます。8月と11月の年に2回チャンスがあり、最短数ヶ月で高認試験に合格することも!
例えば、高校2年生の8月試験で高認試験に合格すれば、残りの1年半は大学受験勉強に集中することができます。
<四谷学院の高認からの大学受験コース(スリーハーブズコース)の場合>通信制高校は卒業までに4年以上かかることがある
一般的な高校は、3年間で卒業することができます。
一方、通信制高校は学校に通うことなく、自宅にいながら勉強をする高校です。年に何回かは、スクーリングとして通学し、授業や試験を受けます。学校によってスクーリング日数は異なります。3年で卒業することもできますが、自宅で勉強するためについダラダラとしてしまい、卒業に必要な単位が取れず、4年以上かかってしまうことも珍しくありません。
高認試験の内容は教科書レベル
高認試験の内容は、基本的には「教科書に載っていること」です。つまり、受験勉強の土台となることを学びます。高認試験の合格ラインは約4割と言われており、100点満点がとれなくても合格できます。半分の5割が解ければ合格できるわけですから、それほど難しい試験ではありません。
そして、きちんと高認試験対策を行えば、大学受験につながる学習の基礎を養うことができます。
高認試験の対策は、「大学受験資格の取得」そして「大学受験のための基礎学力の習得」と一石二鳥と言えるでしょう。
レポート学習は受験勉強と結びつきにくい
通信制高校の場合、単位の認定は試験かレポートです。多くの学校ではレポートの提出をもって単位認定となります。レポート課題は様々ですが、受験勉強に必ずしも直結するものではなく、中には「教科書を丸写ししてレポートとして提出した」という生徒さんもいます。
そのため、大学受験の準備は自分自身で進めていく必要があります。
最終学歴「大卒」を目指す!
高認試験から大学進学をした場合、大学を卒業すれば最終学歴は「大卒」になります。大学院まで進めば「大学院卒」になります。
「高認試験合格」だけでは「高卒」にはなりませんが、大学への進学を目標とするのであれば、「高卒」の資格がないことは特に気にすることもないでしょう。
大学のレベルは様々です。受験科目が5科目以上の大学もあれば、2科目で受験できる大学もあります。難関大学だけが大学ではありません。学びたいことが学べる、毎日通いやすい大学を選ぶことも大切です。
センター試験も推薦入試も利用できます
「高認試験で合格した場合、大学入試に不利になるのでは?」
不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、不利になることはありません。
センター試験の受験、あるいは推薦入試の利用も可能です。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
大学受験を目指す方へ!高認試験のメリット(まとめ)
大学進学を目指すならば、高認試験の方が学習の内容も時間もメリットが大きいということを、お分かりいただけたかと思います。