このブログでは、不登校や高校中退で悩まれている方、高認試験(高等学校卒業程度認定試験)を検討されている方、学習塾・予備校・オンライン授業をお探しの方、そしてその保護者の皆様に、役立つ情報やヒントになる情報をお伝えします。

四谷学院には、不登校や高校中退から夢を実現する生徒が毎年たくさんいます。
そうした生徒は、どのような状況で四谷学院に来て、どのように成長していったのか――。

高認に合格した先輩の「1週間の学習スケジュール」シリーズはこちら!

第1回 ⇒ゲーム依存で高校中退。高認試験合格「自分一人では抜け出せなかった」
第2回 ⇒今、ご覧の記事です
第3回 ⇒不登校から高校中退して高認試験合格「テストが怖い…」私が自信を回復するまで

今回は、高校での人間関係が上手くいかず、対人恐怖症になってしまった生徒の例を紹介します。

高校に馴染めず対人恐怖症で高校を中退

ここでは、高校で新しい環境に馴染めず、対人恐怖症になってしまった塚田くん(仮名)のケーススタディを紹介しましょう。

塚田くん(仮名)の場合

高校に入学したとき、
僕は「新しい環境で頑張るぞ!」というやる気と希望に満ち溢れていました。

でも、たった1週間ほどで、上手くいかなくなります。
クラスに馴染めず、なかなか友達ができなかったんです。
だんだん周りにはグループができ始めて、僕だけ一人で浮いてしまって。

それが苦痛で学校を休むようになり、勉強もついていけず、そして高校を辞めました。

四谷学院との出会い

それからしばらくはニートというか、何もせず家に引きこもっていて、
また少し気持ちが戻ってきたころに、ネットで四谷学院の高認コースを見つけました。

このままではいけないと思っていたし、
通えるかどうか自信はなかったけど、四谷学院の雰囲気と、相談会の先生が信頼できたので、とりあえずやってみようと思って入学することにしました。

高校に行けなくなってから対人恐怖症のようなものがあったので、
最初の2ヵ月は個別指導で英語と数学だけ受講して、慣れることにしました。

それで、4月からクラス授業に合流。

その前日は、吐きそうなくらい緊張しました。
恥ずかしかったけど、初日は親にもついてきてもらいました。

四谷学院の受付に着いたら
受付の人が笑顔で「おはよう。いってらっしゃい^^」って言ってくれたけど、
どうしても教室には行けませんでした。

すると、受付の人が気づいて、一緒に教室まで来てくれました。

ここまで来るのに時間がかかったので、すでに授業は始まっていました。
意外だったのは、授業の途中で教室に入っても、他の生徒から珍しい目で見られなかったこと。みんな、特に気にしていないようなのが有難かったです。
先生も、笑顔でアイコンタクトしてくれましたね。

それでも怖かったのは、休み時間です。
絶対に他の人と話さないといけないじゃないですか。
みんなの輪に入らないといけないのが苦痛で。

でも、ここも取り越し苦労でした。
みんなモクモクとご飯を食べたり、ゲームをしたり本を読んだりしてて。
自分も弁当を食べたあとはスマホで好きなマンガを読んでいました。

こんな風に、一人でいても浮かない。
この雰囲気は、心地よかったです。

それからは、こんな時間割で通っていました↓↓

※画像クリックで拡大します

高認合格から大学受験も成功

徐々に四谷学院に慣れてくると、ここならやれる!と思えました。
そうすると自然と勉強もできるようになり、そして、初めてのチャレンジで高認に合格。

僕はそれから次のステップ、大学受験へ進み、
無事大学生になることができました。

教室にも入れない状態から、大学に合格するまでに成長できたのは、
1つは周りに頼ったからだと思います。
2つ目は、1つずつできることが増えていったことで、
自分に自信がついたからだと思います。

皆さんも、とりあえず一歩を踏み出してみてください。そうすれば、自分をサポートしてくれる人が、案外周りにはたくさんいることがわかると思います。そして、声を掛けるのが恥ずかしくても、その人たちを頼ってみてください。それが、合格への近道に絶対になるはずです。

あなたは、一人じゃない

不登校になっている人や高校を辞めてしまった人の多くは、自分だけが学校に行けていないと悩んでしまいがちです。

でも、全国の中高生の約15万人が不登校の状態だと言われており、そのうち高校に進学しなかった人や高校を中退した人は毎年5万人以上に上ります。

決して、あなた一人だけではありません。

夢を叶える道は、他にもある

高校に行けなくても、高校を辞めたとしても、そこで人生が終わるわけではありません。例えば、定時制・単位制・通信制高校へ進学する道もありますし、高卒認定試験を受けるという道もあります。

高校生活に疑問を感じた人たちの中には、最初から高校には進学しないで、数ヵ月で高認試験に合格し、その後は自分のやりたいことに時間を充てる人もいます。

大切な自分の時間をどう使うか考えたとき、無理をして高校に通うことが最善の道ではないこともあるのです。

未来が無限に広がる

大切なのは、夢や目標が見つかったときに、その進路を選択できることです。

それを可能にする方法の1つが、「高等学校卒業程度認定試験」(通称:高認試験)です。この試験に合格すれば、就職の際に高卒資格と同等に扱われるばかりでなく、大学・短大・専門学校・各種国家試験などの受験資格を得ることができます。

高認試験について詳しくはこちら>> 高卒認定試験の内容や仕組み

高認試験は、高校に進学しなかった人や高校を中退した人が夢を見つけたとき、その道を切り拓く手段の1つなのです。

合格だけじゃない、高認試験に挑戦するメリット

高認試験に挑戦するメリットは、合格以外にもいろいろあります。

試験対策のために四谷学院に通学するようになり、規則正しい生活リズムを取り戻せた、昼夜逆転が治った、友達ができた、いい先生に出会えた、勉強の仕方がわかった、自分もやればできることがわかった・・・など。

そして、最初は「私なんか・・・」と自信を失っていた人たちが高認に合格することで自信を取り戻し、自分の進路を自由に選択できるようになったことで、その先に進みたいという気持を持てるようになっています。

もし今「このままでは不安」、「現状を変えたい」、「自分に自信をつけたい」と思っているのであれば、ぜひ一度、あなたのお話を聞かせてください。