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高認は大学受験で不利になる?不利になる場合や、有利になるポイントをご紹介

最終更新日:2023/02/09

※この記事は約4分で読めます。


高校卒業という道を選ばなかった人でも、高等学校卒業程度認定試験(高認試験)に合格すれば、大学や短大を受験できます。
でも、高認からの大学/短大受験で、不利になることはないのでしょうか?

そこで今回は、どんな場合に高認が不利になる可能性があるのか、そして高認からの大学/短大受験を有利に進めるための方法をまとめてみました。

高認という理由だけで不利にはならない


大学の一般入試では、共通テストと個別試験の得点で、合否が決まります(国立は両方、私立は共通テストまたは個別試験)。
得点が合格に達していれば、高認だからといって不利なあつかいを受けることはありません(もしそんなことがあれば社会的に大問題になります)。

また、新入試制度がスタートした2020年度からは、これまで総合型選抜や学校推薦型選抜で利用されていた「主体性評価(小論文・面接・調査書(高校)・合格成績証明書(高認)などの人物評価)」も評価するよう、文部科学省が求めています。

同じ大学でも学部によって、一般入試の合否判定に主体性評価を利用するかどうかが異なります。志望する大学・学部の方針は入試要項で確認できます。

この主体性評価については、高認生だと不利になるのでは?と思っている方も多いのですが、決してそんなことはありません。

高認取得者が主体性評価を有利に活用するポイントを2つご紹介します。

1.面接では、高認を受験した理由をプラスに伝えよう

高認取得者は、面接で高認受験を選んだ理由や、高校を卒業しなかった理由(中退理由)などを、聞かれるかもしれません。

もちろん、これは「高認だから評価を落とす」ということではなく、なぜ高認を受験してまで大学に進学したいのか、大学で何を学びたいのか、といったことを、大学側は見極めたいのです。
なかには答えたくない内容もあるかもしれませんが、面接で沈黙したり適当な嘘でごまかしたりするのはNGです。高校に進学しなかった、退学した、といったマイナスに受け取られそうな部分も、プラスに受け取ってもらえる表現をしましょう。

2. 高認合格を経て大学受験に至った過程も伝えよう

総合型選抜を受ける場合は、志望動機や将来像だけではなく、高認合格を経て大学受験に至ったその過程、ストーリーまで、しっかり答えられるように準備しておくことをお勧めします。

心配に思えるかもしれませんが、案外、大学側は高認をネガティブに思っていないものです。面接時、「高認なんだね、すごいね」という反応だけで高認に対する話が終わって、合格している生徒もいますよ。

ちなみに、総合型選抜のうち、公募推薦入試の場合は学校長の推薦状が必要なので、高認生は出願できないことがあります。自己推薦入試であれば、基本的には出願できます。

高認試験は成績も重要性!高得点で合格するメリット


多くの大学では、出願時に高認試験の合格成績証明書の提出が必要です。
この合格成績証明書には、高認試験の成績をABCの3段階で評価した内容が書かれています(A:100~80点、B:79~60点、C:59~合格最低点)。これが、高校の調査書の代わりになります。

2020年度から実施された大学入試改革では、高校から提出される調査書の評価を、合否判定に活用するということが、文部科学省から発表されました。
調査書のない高認取得者は、高認取得時に発行される合格成績証明書が利用されます。高校の免除科目がある人は、高校の成績証明書も提出する可能性があります。

もっとも、一般入試では、どれくらい調査書や合格成績証明書の内容が合否に影響するかはわかりません。受験者数が多い大学だと、そもそも全員の調査書や合格成績証明書をチェックできているのか? という疑問もあります。

ただ、総合型選抜では、調査書や合格成績証明書の内容が選考に影響する可能性は高いです。高認試験の成績が良いほうが、入試で有利になるでしょう。

一般入試でも、合格ボーダーライン上に複数の受験者がいる場合などは、調査書や合格成績証明書の内容で合否が判断されるケースが出てくるかもしれません。
また、海外の大学では、合格成績証明書の評定がAでなければ受験できない大学もあります。大学受験を少しでも有利に進めたいなら、できるだけ高い点数で高認試験の合格を目指しましょう。

ギリギリの点数よりも高得点で高認合格しておけば安心できる

高認試験は、一度合格すると再受験ができません。
合格最低点で合格すると、評定は“C”になってしまいます。大学進学のために高認試験を受けるなら、ギリギリの点数ではなく高得点での合格を目指しましょう!

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