こんにちは、四谷学院の田中です。
高認資格を取得するためには、年に2回ある「高認試験」で所定の科目に合格することが必要です。
合格を目指す主な方法は3つあります。
- 1.教科書や書籍、インターネットの動画サイトなどを使って、独学で勉強する
- 2.高認試験対策の通信講座で質問や模試など、サポートを受けながら勉強する
- 3.高認試験対策の予備校に通って勉強する
それぞれにメリット、デメリットがあります。
この記事では、3つ目の「高認試験対策の予備校に通って勉強する」方法について紹介します。
予備校での高認試験対策
先にデメリットについても触れておきましょう。
最大のデメリットは、コストがかかるということです。
ほかの2つの方法に比べてかかるコストは高くなります。予備校によって、あるいは必要な科目数によって費用は変わってきます。
と、いうことは、思った以上にコストがかからない可能性も出てきます。
どのくらいの費用が必要かということも含め、高認試験についての疑問を解消するためにも、一度は予備校の説明会に足を運ぶことをお勧めします。
ほとんどの場合、無料で説明会に参加できます。
その結果、独学でがんばることになっても、予備校でがんばることになってもOKです。まずは情報を集めましょう。
さて、次から本題です。予備校で学ぶメリットは何でしょうか?
集団クラスへの参加
独学や通信講座での対策と比較したとき、最大の違いは「決まった時間に通う」「集団授業である」という2つです。
これはメリットであり、かつデメリットでもあります。
例えば、中学校で不登校となり、ほとんど家から出ない生活をしている場合には、「決まった時間に通う」「集団授業である」のどちらも高いハードルとなるでしょう。
しかし、実際はどう思っているでしょう?
「これからずっと、一人で生きていくことはできない」
「何かしら、社会とつながりをもちたい」
口に出しては言わないけれど、こんな気持ちがあるのではないでしょうか?
さらに言えば
「親しい友達が欲しいな」「色々なところに行って遊べたら楽しそうだ」「自分の好きなことで社会に認められたい」などなど、いつかやりたいことや「なりたい理想の自分」がきっとあると思います。
でも多くの生徒の場合、自信をなくしていて、自己肯定感いわゆる自尊感情が低すぎるために不安の方が勝ってしまい、一歩を踏み出せないでいます。
その半面で「このままでは、いやだ」という気持ちも自覚しています。
本人、そして家族の不安
この不安は、本人だけでなく、家族も同じこと。
「まだ早いのでは」「もう少ししてからでも遅くない」そんな風に思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、「やってみなけりゃ、わからない」のです。
ある生徒の例をご紹介しましょう。
高校には通っておらず、集団授業に対してアレルギーがあるようでした。
「後ろに人が座っていると、こわい」
と言います。
しかし、本人には「変わりたい」という気持ちがありました。
そこで、
「じゃあ、やってみて、もし何かあったらその時に一緒に考えようか」
ということになりました。
お母さんは大変心配していましたが、本人の気持ちを尊重し、予備校への入学を決めました。
最初の内は緊張していたようですが、毎日頑張って通っていました
保護者面談の際に、お母さんがこんな話をしてくださいました。
「息子に「後ろに人が座ってると怖いって言ってたけど、教室で大丈夫なの?」って聞いたんです。
そしたら「うん」とか言って、全然平気な顔してるんです。
あー強くなったんだなぁって思いました。」
本当に、お母さんのおっしゃる通りです。
子どもはどんどん強くなれます。
集団授業に参加できたという経験から自信をつけていき、他のことも「できるかも」と思えるようになっていきます。
一朝一夕ではありませんが、小さな第一歩を踏み出すことが大切なんです。
もしもお母さんが
「やっぱり個別教室にしなさいね、その方が安心だから」
と言っていたら、Y君は集団授業に参加する機会が持てず、自信をもつ機会を失ってしまったかもしれません・・・
Y君のチャレンジは、安心できる環境になったからこそ「できるチャンレンジ」であったということは忘れてはいけません。
お母さんが応援してくれていること、私たち予備校のスタッフが何かあったらすぐに対応できる環境を作っていること、それが前提です。
超えられない壁はない
いつも生徒さんや保護者の方にお話しする言葉です。超えられない壁はありません。色々考えれば、必ず、どこかに、何かしら方法があるんです。
その「方法」は高認試験対策予備校としての長年のノウハウと情熱があるからこそ、提供できるものだと思っています。
だから私たちも高認を目指す方たちに「一緒にがんばろう!」と背中を押せます。
高認対策予備校のメリット まとめ
高認対策予備校のメリットとして、情報が豊富とか効率よく勉強できるとか大学受験対策につながるとか、色々なメリットがありますが、ここでは「チャレンジできる環境」を取り上げました。
デメリットと考えられがちな「通うこと」「集団授業」は裏返せば、大きなメリットになります。
もしも「変わりたい」という気持ちがあるならば、私たちはあなたのその気持ちを応援します。