こんにちは、四谷学院の田中です。
「勉強の仕方がわからないんです」
こんな風に相談にきてくださる方、とても多いです。
確かにインターネットでは「絶対に合格できる勉強法」「効率の良い勉強の仕方」があり、正しい勉強の仕方がわからないと、勉強ができない、という思い込みがあるかもしれません。
しかし、そもそも「勉強」って何でしょうか?
この記事では「勉強の仕方がわからない」という理由で、スタート時点で立ち止まっている方に向けてお話ししようと思います。
目次
勉強の仕方とは何か?
たとえば、「タピオカドリンクが好き」だとしましょう。
すっごくおいしい!毎日飲みたいし、ほかのお店の味も試してみたい。でももちろんおこづかいにも限界があるし、毎日飲むと太りそうだけど・・・
するときっと、色々考えるんじゃないでしょうか?
・月に2杯くらいなら交通費も含めて、新しいドリンクに挑戦できそう。
・体重は心配だけど、とりあえず気にしないようにする!
どうでしょう?
こんなにはっきり言葉にしないかもしれませんけれど、要するに、こういうことを普段も考えて、実際にやっているはずですよね。
勉強も同じように考えるんです。
自分の出来ることとできないことを分ける
お仕事と両立して高認を目指したいというお姉さんの相談を受けたことがあります。夜のシフトで働いていて、昼に高認対策予備校の通学するのは、体力的キツイということ。
そこで、通信講座をオススメしてみたところ
「勉強の仕方わからないから、無理」
とおっしゃっていました。
でも、本当にそうでしょうか?
・一気に全科目とかは無理かもしれないけれど、3科目くらいだったらできるかも。
・「日本史」は暗記が多いって言われたから、とりあえず通勤は暗記時間に使おう。
どうでしょう?
趣味とか仕事に取り組むのと同じです。譲れないこと、譲れること、生活にどんな影響がでそうか、こういう風に考えます。
「タピオカを飲みたい!」を実現するときと同じ取り組み方だと考えると、少しは気持ちが楽になりませんか?
思い込みをなくす
高認試験にチャレンジしたい!という相談を受けて、色々な方からのお話を聴いている私ですが、あなたに知ってほしいことがあります。
それは、
不安が大きい割には、実は学力がある方、とても多い
ということなんです。
「全然できない」なんて言っていたけれど、1か月くらいがんばっていたら、授業中に先生にお墨付きをもらっちゃったり!
珍しいことではないので、もはや私はそれほど驚かなくなりましたが、本人や保護者にはびっくり体験です。
とにかく自信がなくなっていて、「自分は勉強ができない!!」と思い込んでしまっているケースが多いんです。
こうした思い込みがあると、次にどう考えるでしょう?
そうです。
「何かに頼らなくちゃ」と思うわけですよね。
一番プレッシャーがかかって勇気が必要なのは最初の一歩です。
四谷学院では、その「最初の一歩」をお手伝いしています。
勉強は誰でもできる
勉強は「誰でもできます」。
コレ、本当です。
高認試験は、科目数が多いし、出題範囲もそれなりに広いので(とはいえ浅いです)、最初から自信をもって受験対策をスタートできる人は少ないでしょう。
どこから手を付けていいかわからん、自力で勉強できない!キーっとヒステリーを起こしそうな人、はいますが、最初の一歩を踏み出すことができれば
「あとはやるしかないな」
「前に進めばいいんだ」
と、目の前の霧が晴れたかのように、不安はなくなります。
ちなみに・・・
次の不安は来ます(汗)が、
その不安は、勉強を進めるほどに軽くなっていく不安なので、安心してくださいね。
通学できない人の裏ワザ
「勉強の仕方」は心配することはありません。
ただし、「苦手科目の攻略」には不安が残るかもしれません。
暗記科目と違って、理解をしてある程度の応用ができないと答えが導き出せない数学や英語、現代文の読解問題のような科目については、「個別指導」という裏ワザを活用するとよいでしょう。
つまり、暗記や繰り返しで身につけられる内容(高認試験の場合、これが大部分です)は、通信講座で学習をします。忙しい方はスキマ時間を使うこともできるでしょう。
どうしても苦手という科目は、週1回1コマだけ個別指導教室で先生に直接教えてもらう、ということができます。1回だけならばそれほど時間的にも経済的にも負担が大きすぎるということもないでしょう。
1回の授業ために、事前に勉強して色々質問をため込んでくる!という方もいれば、とにかくギブアップだからこの科目は先生に1から教科書の説明から始めてわかるようにしてもらう、というスタイルでもOK!
学習を進めるというのはもちろんですが、不安をなくす、という意味でも、個別指導はものすごく効果的です。
褒められる機会につくる
子どものころは、ほめられることは割とあったとしても、大人になってくると段々と褒められる頻度は減ってくるものです。予備校でも、高校3年生の男子学生に
「毎日自習室に来ていてすごいじゃん、続いてるね!」
と声をかけたところ、
とてもうれしそうな、ちょっと恥ずかしそうな顔をされたことがあります。
「先生、そんなことで、ほめ過ぎ・・・!」なんて。
一般的には
受験生=勉強するのが当たり前
なので、
なかなかほめてくれる人もいないでしょう。
それでも、当たり前のことがきちんとできているというのはすごいことなんです。
・忘れ物をしない
・宿題をやってくる
・あいさつをする
こういう当たり前のことをきちんとできる生徒さんが、やはり合格する可能性が高いように個人的には感じています。特に、最初はできなかったけど、少しずつできるようになってきた、というタイプの生徒さんは伸びしろがあるので、試験直前まで成長が著しいです。
通信講座の質問制度でも、たくさん褒めてもらう機会はあると思います。
さらに、個別指導教室だと、直接、面と向かってほめてもらえるので、とてもうれしいと思います。
こうしたちょっとしたことが、生徒さんの自信の回復につながっていくのかな、と思っています。
ご家庭でも「いいところ探し」をしてほしいと、面談でもお伝えしています。
「勉強の仕方」がわからない場合の高認試験対策:まとめ
勉強の仕方を教えてもらえる、というのは
「自分のやり方で一歩を踏み出す手伝いをしてもらう」
くらいのものです。
まずはテキストを開いて、ここまで読んだら次はこの問題を解いて・・・みたいな手取り足取りが必要であれば、個別指導教室を利用しますが、たいていの場合は、「苦手科目」だけそうした指導を受ければ十分です。
そもそも自分の興味がある科目、面白そうに思える科目、あるいは暗記科目については、勉強は教科書を読むこと、そして覚えるところからスタートします。
勉強の仕方にいろいろ工夫はありますから、「勉強の仕方がわからないから、やらない」というのではちょっともったいなさすぎ!勉強の仕方は追々、わかってくるものです。