厚生労働省の調査によると、高校などに通う生徒の約85%が何らかの不安や悩みを抱えています。悩みの多くを占めるのは勉強や進路のことで、将来への不安と相まって大きなストレスになっていることがうかがえます。
今回は、高校生が抱える悩みや不安をクローズアップし、その背景となっている高校生特有の事情にも迫ります。悩みの背景を理解することで、解決への手がかりが見つかるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
高校生はどのような不安や悩みを抱えているの?
高校は、義務教育であった中学校の頃とは異なり、自主的な学習や学校イベントへの積極的な参加が求められます。また、人間関係もより複雑になってきます。
そのような学校生活の背景とともに、高校生の抱える悩みや不安を解説します。
勉強についていけるか不安
高校生になると、学習内容が格段に難しくなり、授業の進みも早くなるため、勉強についていけるかどうか不安を感じる人が増えてきます。また、新型コロナウイルス感染症による休校措置で、学力格差が大きくなることを心配している人も多いでしょう。
特に大学進学を目指している人は、勉強についていけないことが将来への不安に直結するため、より悩みが深くなります。
将来への不安
授業内容が志望大学の受験科目とは関係のないものだったり、授業の進みが遅かったりすると、焦りや不安が大きくなります。また、早い時期に友だちの就職や進学先が決まると、落ち着かない気分になってくるかもしれません。
不安や焦りから気持ちが不安定になり、勉強に集中できなくなることも少なくありません。
人間関係の不安
高校の3年間は、とても多感な時期です。そのため、友だちや先生との人間関係に関する悩みも尽きません。また、気の合う友だちがなかなかできず、それが原因で学校になじめない場合もあるでしょう。
「今の人間関係は高校の3年間だけ」、と割り切ることができればいいのですが、毎日のことなので、なかなかうまく立ち回れないのが現実です。
学校行事への不安
高校は学校行事の規模が比較的大きく、全員参加が求められるので、そのことが苦痛になることもあります。運動が苦手な人にとっては体育祭が、歌が苦手な人にとっては合唱コンクールなどが、悩みの種となってしまうこともあるでしょう。
また、特に苦手なものがなくても、一緒に楽しめる気の合う友だちがいないと、イベント自体に興味が持てないかもしれませんね。
出席日数への不安
病気やケガなどで学校へ通えない期間があったり、何らかの理由で不登校になったりすると、出席日数が足りるかどうかが不安になってきます。
欠席期間が長く、留年が確実になってしまうと、同級生と足並みをそろえて進級や進学することができなくなるため、学校へ通うモチベーションが維持できなくなってしまうこともあります。
高校生活に不安を感じたら、高認受験も考えてみよう!
高校生活は楽しいこともいっぱいですが、勉強や将来のこと、人間関係などに関する悩みが深くなる時期でもあります。
不安が強く、学校へ通うことが辛くなったら無理はせずに、まずは身近な人に相談をしましょう。もし、高校中退という選択肢を選んだとしても、その先へのステップは閉ざされません。
四谷学院の高認コースには、不安を解消するために、新たなステップを踏み出している人がたくさんいます。
四谷学院で勉強している先輩たちの声
通学コースだけではなく、完全個別指導コースや通信講座もあるので、無理なく、自分に合った勉強方法で高認試験合格を目指すことができます。
それぞれの状況に合わせた無料個別相談会も随時おこなっていますので、お気軽にご相談ください。