中卒あるいは高校中退で就職するのは、大卒よりも難しいものです。
また、がんばって就職しても、学歴が理由で差別を受ける可能性は否定できません。
しかし公務員なら、そのような差別を受ける不安がなく、長く安定した雇用を期待できます。
「中卒で公務員になれるの?」と思われるかもしれませんが、公務員試験のなかには学歴要件のないものもあります。また、高認(高等学校卒業程度認定試験)に合格すれば、一部の国家公務員試験の受験資格を得ることができます。
そこでこの記事では、中卒者の就職の現状とあわせて、高認試験合格で広がる公務員就職への可能性を解説します。
高校中退の最終学歴は「中卒」!就職に苦労するのが現実
高校を中退すると、最終学歴は中卒になります。中卒でも就職は可能ですが、正社員になれるのは就職者の4割にも満たないのが現状です。
そもそも中卒だと応募できる求人が非常に少なく、就職の機会も限られてきます。また、年齢制限があったり、社会的なイメージがよくなかったりするため、書類審査の段階で落とされてしまうことも少なくありません。
これらのハードルをクリアして就職しても、中卒というだけで正当な評価がされなかったり、給料が上がらなかったりすることもあるため、苦労は絶えません。
そこでおすすめなのが、公務員として就職することです。公務員になるためには公務員試験を受けなければなりませんが、合格して採用されれば、ほかの職員と同等の待遇となります。また、昇給基準も明確なことから、経済的な安定も期待できます。
高認に合格すれば国家公務員になるチャンスも!
中卒・高校中退で公務員を目指すならば、高認試験を受験しましょう。高認に合格すれば、国家公務員の一般職や税務署職員などの採用試験を受験することができます。そして、高認合格者は高卒者と同等のあつかいとなるので、地方自治体の高卒者向けの採用試験を受けることもできます。
また、高認に合格すれば、人事院管轄の大学校(航空保安大学校・海上保安大学校・気象大学校)や防衛省管轄の防衛大学校・防衛医科大学校を受験することも可能になります。ちなみに、人事院や防衛省管轄の大学校は入学金や授業料が無料で、国家公務員として給料が支払われます。
さらに、高認に合格すれば、幼稚園教員資格認定試験や小学校教員資格認定試験なども受験できるようになるので、公務員就職に有利な資格を獲得するチャンスも広がります。
公務員を目指すならば高認受験がおすすめ!
公務員試験の受験資格は職歴や性別による差別はなく、学歴を要件とするものは減少傾向にあるといわれています。しかし、高認試験に合格すれば高卒者と同じあつかいになるため、応募できる職種がかなり広がります。また、面接時に、ほかの受験者とは異なる“がんばり”をアピールすることもできます。
しかし、公務員試験は年齢要件の厳しいものが多いため、高認合格に時間がかかると、せっかくのチャンスを活かしきれません。
そこでおすすめなのが、四谷学院の高認コースです。四谷学院の高認コースは、1年以内の合格をモットーとしています。必要に応じて中学レベルまでさかのぼった指導を実施しているので、勉強に自信がない方やブランクのある方でも着実に学力アップを狙えます。
また、学期途中でも入学者を受け入れているので、思い立ったその日から勉強をスタートさせることができます。さらに、高認合格から大学進学を目指すコースもあるので、防衛大学校などを目指す方にもおすすめです。
個別相談会も随時おこなっていますので、将来の進路に悩んでいる方は、ぜひ四谷学院にご相談ください。