高校進学率の高い日本では、高校中退に良いイメージを持っていない方もいるでしょう。しかし、高校を中退しても就職・進学といった選択肢が閉ざされるわけではありません。

ここでは、高校中退後に取りうる進路と、選択肢を広げる高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験:高認試験)について紹介します。

 

高校を辞めたあとの影響

高校を中退すると最終学歴が「中卒」となるため、さまざまな場面で不利な扱いを受けることがあります。

例えば、就職しようとしても、中卒では応募すらできないことがあります。就職できたとしても、中卒という理由で冷遇されることもあります。待遇改善のために資格取得を目指しても、高卒資格がないために受験できない試験もあります。

また、専門学校や大学への進学を希望しても、入学資格は「高校卒業もしくは同等以上」となっているため受験は不可能です。

つまり、高校中退のままでは就職・進学が難しく、その後の人生にも大きな影響を与える可能性があるのです。

 

高校中退でも進路の選択肢はいくつもある

しかし、高校中退でも選択できる進路はたくさんあります。

 

通信制高校への入学

通信制高校は合計3年間在籍して必要な単位を取れば卒業できますし、高卒資格を得ることもできます。
ただし、通信制高校は通学日数が少ないのでモチベーションの維持が難しく、単位取得のためには自己管理が重要となります。

 

定時制高校への入学

定時制高校は1日4時限程度・週5日通学というスタイルが一般的で、卒業すれば高卒資格を得ることができます。
しかしながら、一般的に定時制高校は卒業率が良くありません(6~8割程度)。

 

全日制高校への再入学

全日制高校への再入学も選択肢の一つです。その学校でしか学べない専門技術などがある場合には、新しい学校で再スタートするのもありでしょう。
ただし、再受験はハードですし、同級生は全員年下になります。

 

高卒認定試験を受ける

高認試験を受けて合格すれば、「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」と公的に認められ、大学や専門学校などへの進学の道がひらけます。また、就職や資格試験にも活用することができます。
しかし、高認試験に合格しても進学しなければ、最終学歴は中卒のままです。

 

中退後は高卒認定試験を受験しよう

このように、高校を中退しても進路の選択肢はいくつもあります。中でもおすすめなのは、高認試験の受験です。

確かに高認試験に合格しても高卒資格は得られませんが、中卒の場合に比べて就職や進学が有利になります。また、難易度がそれほど高くないので、独学で合格することも可能です。しかし、短期間での合格を狙うならば、高認専用コースのある予備校を利用しましょう。

四谷学院では、1年以内で全科目合格を目指す高卒認定試験コースを用意しています。さらに、高認合格後の大学進学をサポートするプログラムも充実しています。短期間で高認試験合格を目指すならば、四谷学院にお任せください。

 

高校中退後は高認試験を受験して、未来を切りひらこう!

高校を中退すると、就職・進学などで不利な扱いを受けることがあります。高卒資格を得るために通信制高校や定時制高校に通うのも一つの選択肢ですが、卒業までに時間がかかります。一方で、高認試験は合格しても高卒資格は得られませんが、短期間での合格も不可能ではないので、すぐに進学・就職したい人にはおすすめです。
四谷学院には、高認試験合格を目指すコースだけではなく、高認合格から大学進学までを一貫してサポートする独自のカリキュラムがあります。高校中退後に高認試験合格を目指すのならば、ぜひ四谷学院にご相談ください。