このブログでは、不登校や高校中退で悩まれている方、高認試験(高等学校卒業程度認定試験)を検討されている方、学習塾・予備校・オンライン授業をお探しの方、そしてその保護者の皆様に役立つ情報やヒントになる情報をお伝えします。
目次
心身の不調から入院。高1で高校を中退した私が、慶應義塾大学に合格するまで!(後編)
四谷学院には、不登校や高校中退から夢を実現した生徒が毎年たくさんいます。
中高一貫校に通っていた中井さんは、日々の生活に余裕がなくなり、心身ともに疲れ切ってしまい、入院。高1の秋に高校を中退しました。そこから四谷学院に入学して高卒認定資格を取得し、見事、私立最難関の慶應義塾大学に合格しています。中井さんは、慶應合格までにどのような道のりを歩んだのでしょうか。
後半では、高認試験に合格した中井さんが、その後どのように慶應義塾大学大学合格を実現したのか。その軌跡をご紹介します。
実際に、お話を聞いてみました。
久しぶりに友達ができた。フランクで信頼できる有難い存在だった。
― スリーハーブズコースの授業はどうでしたか?
初めてのクラス授業だったので、個別指導とは違う雰囲気で最初は緊張したし、慣れるまでに少し時間はかかりました。体がツラいと感じることとか授業に出席できないこともありましたが、そういうときは担任の先生が「中井さんは十分すぎるほどがんばってるから、今は無理しないで」と言ってくれて。それで自分で自分のことをコントロールできるようにもなって、なんとか通い続けることができました。
それからは先生がクラス内の交流を促してくれたこともあり、徐々にクラスのみんなで勉強を教えあったり、休み時間や授業後に話をするようになりました。
本当に久しぶりに友達ができたことで今まで以上に前向きになれ、授業に行こうという気持になれました。みんな大学目指して、でもふざけたりもして、フランクで信頼できる有難い存在でした。
周りとの学力差を感じた。でも、とにかく丁寧に、55段階を進めた
― かけがえのない友達ができたのですね!中井さんは、次の4月から1年間は家に近い校舎に移って「スリーハーブズコース」を続けたそうですね。
はい、転校したときも最初は緊張しましたが、新しく担任になった先生が校舎の案内からとても丁寧にしてくれて。今までの担任の先生と同じ安心感があって、改めて四谷学院でよかった!と思いました。
― よかったです!授業の方はどうでしたか?
その頃には心も体もかなり前向きになっていましたが、それでも大学受験はレベルの違いを感じました。
― 具体的にどんなところで?
クラス授業では最初から上級クラスに入ることができたのですが、これまでの内容と比べるとかなり難しくて。初めて知ることも多く、ビビッてしまいました。
あとは周りの人たちも本当にできる人たちばかりで!でも、焦っても仕方がないと思い、とにかく55段階を丁寧に進めることにしました。
― とにかく休まず出席されていましたね!
はい!55段階ならほぼ個別指導なので、クラス授業のテキストも持っていってたくさん質問しました。進める順番もクラス授業に合わせたり。クラスの先生も講師室にいったら快く教えてくれたし、本当に有難い環境でした。
総合偏差値60超え!志望校もA判定に!
― できるようになっていく実感はりましたか?
夏休み前までは分からないこと8割、模試もボロボロで、偏差値40台の科目もありました。
でも、夏が大きかったと思います。体調もほぼ戻ってきていたので、授業がない日も閉館時間まで自習室を使って。今まで習ったことをきっちり復習して、テキストの問題を何度も解いて、問題に慣れるようにしました。
とにかく丁寧に、丁寧に。私は人よりできないことが多かったので、それを埋めていくことに集中しました。
そうしたら、1学期は分からなかったことが、この夏で繋がっていく実感がありました。
― それは素晴らしい体験ですね!成績もぐんと伸びたのではないですか!?
10月くらいには偏差値60台はいっていました。志望校もA.B判定がでるようになって。
「第一志望」というのはあまりなくて、ご縁があるところに行こうと思っていましたが、慶應義塾大学の総合政策学部は医療系のことを含めていろいろ柔軟に学べるところに魅力を感じていました。入試科目も、英語と小論文は好きだったし、総合政策の小論文おもしろいなと思っていました。
そしてその後、11月の早慶模試ではA判定が出ました!
自分で合格を掴み取るという経験ができた
― 素晴らしい!では、余裕をもって入試本番に臨めたわけですね。
緊張はしましたが、慶應の入試は最後で、その頃には他の大学で合格が出ていたので落ち着いて受験できました。
小論文も楽しかったです!55段階の小論対策で先生とやってきたことが生きてきて、「今まで積み重ねてきたのが全部出せた!」「良い受験ができた!」と納得して終われました。
― 入試が楽しかったとは。すごい手ごたえですね!合格を知った瞬間はどうでしたか?
「番号あった、よかったよかった!」という感じでした。
親もすごく喜んでくれました。「今まで色々あったけど本当によかった」って。自分で合格を掴み取ってくれたってとても喜んでいました。高校やめて何年もずっと見守ってくれていたので、本当に有難かったです。
― 四谷学院に入学してからの2年弱を振り返っていかがですか?
本当に良い経験ができました。担任の先生、クラス・55段階の先生、友達と、本当に人に支えられたと思います。そういう環境で勉強できたことが、この大きな結果に繋がったんだと思います。
― 環境次第で、人も能力も大きく変わりますよね!
もう本当に、そう思います!
あなたを全力で支えてくれる人たちがいる。そういう場所あることを知ってほしい。
― 今、大学生活はいかがですか?
授業はすごく面白いですし、いろんな人と知り合えて、人と繋がれるということが充実しています。
高校を辞めた時には考えられない世界で生きている、ありえないような人たちと繋がっています。
― とても充実した毎日を過ごされているのですね。私たちも嬉しいです!それでは最後に、あの頃の中井さんと同じように悩んでいる人へのメッセージをお願いします。
悩むことは当たり前。不安になるのは仕方がない。
四谷学院なら、行けない日が続いても、行けそうな日に行けば、先生たちは迎え入れてくれます。
自分の居場所として四谷学院があるというのは、温かくて安心できます。
そのままでも色々大変だと思うから、今は今のままで大丈夫。
いつか「やろう!」と思い立つ日がくる。
少しでも前向きになったら、全力で支えてくれる人たちがいることを忘れないでください。
そういう場所もあるんだよっていうことを、皆さんにも知ってほしいです。
中井さんに最初に会ったのは説明会の時でした。心の壁が1枚も2枚もあることがすぐにわかりました。説明会の際に笑顔を一度も見ることができず、「この子の笑顔が見たい」と本気で思いました。だから、入学してくれた時は本当に嬉しかったです。予想通り真面目な頑張り屋さんで、こちらが止めないと、どこまでも頑張り続けてしまいそうでした。高認合格後、それまで見せたことのなかった、たくさんの元気な笑顔を見せてくれるようになり、スタッフみんなで喜んだ記憶が思い出されます。これから先も、中井さんの素直で真面目な性格は、まわりのみんなが味方になってくれると思います。なりたい自分を目指し、このまま先に進んで行って欲しいと思っています。
夢を叶える道は、1つじゃない。
現在、全国の中高生のうち約15万人が不登校の状態だと言われています。高校に進学しなかった人や高校を中退した人は、毎年5万人以上に上ります。
その理由は、学校が合わなかった、いじめにあった、進路変更をした、病気、経済的なことなど、様々です。
でも、高校に行けなくても、高校を辞めたとしても、そこで人生が終わるわけではありません。例えば、定時制・単位制・通信制高校へ進学する道もありますし、高卒認定試験を受けるという道もあります。
高校生活に疑問を感じた人たちの中には、最初から高校には進学しないで、数ヵ月で高認試験に合格し、その後は自分のやりたいことに時間を充てる人もいます。
大切な自分の時間をどう使うか考えたとき、無理をして高校に通うことが最善の道ではないこともあるのです。
誰でも才能を持っている
不登校や高校中退を経験した後、医師になった人、看護師になった人、教師になった人、建築士になった人、プログラマーになった人、音楽家になった人、起業した人・・・。四谷学院には、自分に合った方法、ペースで夢を叶えた先輩たちがたくさんいます。
誰でも、才能を持っています。もし今、あなたが上手くいっていなかったとしても、「自分には才能がないんだ」と諦めるのは大きな間違いです。必要なのは、自分に合った環境を見つけること、自分を伸ばしてくれる人に出会うこと。そうすれば、あなたの人生はグンと変わります。
みんなと同じじゃなくてもいい。夢を叶えるための道は、色々あります。
「あなたの夢」は、何ですか?
四谷学院には最短4ヵ月の短期間で合格を目指す「高認コース」があります。高認試験の合格率は毎年90%以上! 通学コース・個別指導コース(通学/オンライン)・通信講座コースから選べ、高認合格後は「高認からの大学受験コース」で大学進学まで目指せます。