こんにちは、四谷学院の田中です。
これから「高校卒業程度認定(高認)試験」に向けて学ぶ方に、絶対に知っておいていただきたいことがあります。
それは「学び方」です。
学び方をまちがえると・・・
「がんばっているのに得点が伸びない」
「何度チャレンジしても合格できない」
こんなことになってしまいます。
「一発合格」できるように「正しい学び方」をお伝えします。
基礎レベルの問題が出題される
誤解される人が多いのですが・・・
基礎レベルとは「カンタンなレベル」という意味ではありません。
「礎」いしづえ・土台。物事が成立する基本
もう、お分かりですね?
基礎とはつまり「学ぶ上での土台となる重要なポイント」という意味です。高認試験では、この重要ポイントしか出題されません。応用問題やひっかけ問題はナシ!
高認試験は、基礎がきちんと築けているかを確認するテストです。
とくに、英語や数学は「暗記」だけではどうにもなりません。
そのため、基礎を軽んじている人はこの2科目「英語」「数学」がどうしても合格できない科目になる可能性が高いと言えます。
基礎を学ぶために
では、基礎を学ぶためには、どのようなところに配慮すればいいのでしょうか?
「教材選び」という点から見ていきましょう。
高認用の教材を使おう
学校の授業では「教科書」を使います。
そのため、独学の方は「教科書」を本屋さんで買ってきて…という方もいらっしゃいます。
しかし・・・実は自分で勉強する場合「教科書」は意外に使いにくいのです。
たとえば、ページ数が多い、カリキュラム表は付いていない、練習問題の解答が出ていない・・・など。
「授業」を前提としてつくられているためです。
効率的に学習を進めるために、高認試験に特化した「テキスト」を使うのがよいでしょう。
高認試験での頻出問題や練習問題に、迷いなく取り組めるのがメリットです。
高認合格とに大学受験を目指す場合でも「高認対策」「大学受験対策」は分けて進めるのが鉄則。
大学受験対策の前に、まずは「高認試験」合格に集中しましょう。
教科書を眺めよう
高認試験用のテキスト類をオススメしましたが・・・それに加えて、「理科」「社会」については、教科書の入手をオススメします。
実験の手順が詳しく載っています。
動植物の図解が載っています。
◎社会の教科書
年表が載っています。
文化財(お寺や仏像、肖像画)の図説が載っています。
地図類が載っています。
高認試験用のテキストは、必要な情報をギュッとコンパクトしていて、学びやすいのですが、さらに教科書を使うことで視覚的にイメージし、学んだ知識が定着しやすくなります。
問題を解こう
学習には「インプット」と「アウトプット」の2つが必要です。
インプットとは、つまり知識を蓄えること。
アウトプットとは、その知識をうまく使って解答すること。
どちらか片方では「得点」に結びつきません。つまり、合格できない。
「基礎だってしっかり勉強しているのに・・・」という場合には、アウトプットが足りていないかも!
知識は詰め込むだけでは無意味です。使えてこそ生きてきますよ。