こんにちは、四谷学院の田中です。
国語は「得意」「好き!」という方と、「苦手」「キライ・・」という方に大きく分かれる科目です。
受講生のみなさんからの相談を受けていると、特に現代文はその差が大きいのかな?と感じます。
この記事では、国語の内でも「現代文」の高卒認定試験対策について、お話をしていきます。
同じ問題は出ない
「現代文」の試験は、実際に小説や評論文の一部を読んで、それについての問題に答えるという手順です。
過去問題やテキストには、さまざまな小説や評論文が取り上げられていますね。
しかし、残念ながら、それとまったく同じ題材が実際の高卒認定(高認)試験で出題される可能性は、限りなく低いといえるでしょう。
現在、日本では出版不況といわれていますが、それでも毎年8万点前後の書籍が出版されています。
しかも、試験での出題は「一部抜粋」です。
「読んだことがある」「解いたことがある」
という問題に遭遇することはない、と考えてよいでしょう。
試験対策の方法は?
(1)たくさん読む
新聞の社説や評論文などを読むことで、読解力を磨くことができます。
四字熟語やことわざが多く含まれていたりしますから、知らなかったものはその都度覚えていくと良いですね。
どんなものを読んでいいかわからない、という時には、
テキストや過去問題で問題文として登場した文章の原典(書籍)にあたるのもの1つの手です。
読むことに慣れるにはある程度時間がかかります。
長期的に読解力を伸ばしていきたいとか、試験までに時間に余裕ある場合には、「たくさん読む」という対策方法をぜひ取り入れましょう。
(2)じっくり解く
本番の高卒認定試験で、テキストの中の文章と全く同じ題材が出題されるということはありませんが、出題の傾向があります。
また、「読解力」を鍛えることで、どんな題材も読み解くことができるようになります。
苦手な文章は何度も読み返し、解答・解説を参照しましょう。
はじめに解いた際に間違ってしまった設問について、
・誤りの選択肢のどこがおかしいのか
これらを、しっかりと自分自身に対して説明できるようにしましょう。
そうすることで、初めて読む文章でも正しく読み解くことができるようになってきます。
四谷学院のテキストでは、汎用性の高い文章・問題を選んでいます。
テキストの内容を学習することで、試験問題を解く上で必要な知識や考え方を身につけることができますよ。
まとめ:現代文の勉強方法
色々な文章を読んで、読解力を磨くのはとても大切なことですが、より大切なのは、
「テキストを繰り返し解き直すこと」です。
問題は一度解いたら終わり、ではなくて、まちがった部分を中心に必ず復習を行いましょう。
模擬試験や過去問題などにもぜひ積極的に取り組んでくださいね。