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令和2年度第1回高卒認定試験の総括

最終更新日:2020/11/10

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の田中です。
令和2年度第1回高卒認定試験が終わり、しばらくたちましたね。

もう自己採点はお済みでしょうか?
この記事では、令和2年第1回高認試験の「総括」をお伝えします。

↓ 解答のチェックは文部科学省ホームページからできます
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00001.htm

日本史、現代社会

「共通テスト」的な要素が増えて、それなりの方針変化が見られました。
難易度は大きく変わってませんが、日本史は凝りすぎた感のあった新聞資料がなくなって比較的普通になり、ここ近年はやや易化傾向にあります。

現代社会は今までも資料型の問題が多かったですが、今年は従来より少し読解量が増えているようです。

地理

形式・難易度ともに例年通りです。
地理は以前から共通テストのように資料・会話文問題が頻出であるため、「共通テスト」を意識した変化も特にないという印象です。

世界史

難易度は例年通りです。
「共通テスト」を意識してか、一部、資料やグラフを使った問題が見られました。
添えらは少し難しいですが、3問程度の出題なので、全体としては例年通りの難易度といえます。

国語

全体としては、難易度は例年通りです。

大問1「漢字・敬語・四字熟語・短文」は例年通りです。問1アは絶対に正解してほしい問題です。
大問2「スピーチ」はやや難です。文章量は減りましたが、選択肢が難化しました。
大問3「会話・ポスター・コラム」は例年通りです。接続詞の働きは新傾向です。
大問4「評論」はやや易です。テーマは高認試験頻出の「言語論」で、選択肢はシンプルです。
大問5「古漢融合問題」は例年通りです。漢文中には漢詩も出てきた一方で、設問中の会話文は短く簡単になっています。

化学基礎 ・生物基礎・科学と人間生活

いずれも大きな変化はなく、難易度も例年通りです。
共通テストを意識してか、やや会話の分量や情報量が増えた印象です。
※地学・物理は省略

英語

共通テストを意識した出題がありました。
問題構成には変更ありませんでしたが、大問6・7の読解問題の趣向が変わりました。
大問6は、映画の上映スケジュール+映画の内容紹介、大問7は、旅行好きの女性の体験で、これまでにない内容です。
ただし、難易度はやや易です。

大問1は例年通りです。
大問2はやや難です。会話の定型表現や基本英単語がしっかり身についていないと、話の流れや選択肢の意味がわからず苦戦するでしょう。
大問3~5は、大学受験で問われる基本レベルの文法・単語・熟語表現を身につけておく必要ある問題でした。

数学

1問で、共通テストの形式を意識したような出題がありました。
そのほかは例年通りで、難易度も例年通りです。

暑い中の受験、本当にお疲れさまでした!!!
全体的に「共通テスト」の影響がみられたようですが、難易度はほぼ例年並みというところですね。
結果通知が届くまで、ゆっくり休みましょう。

 

 

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