こんにちは、四谷学院の田中です。
高認試験には、必ず受験しなければいけない科目「必修科目」と、自分の好きな科目を選ぶことができる「選択科目」があります。
この記事では、合格するためにもっとも効率的な科目の選び方について解説します。
目次
最少科目で学習負担を減らす
高認試験の試験の科目を、時間割から確認してみましょう。
1日目 | 2日目 | ||
第1回 8月2日(水曜日) | 第1回 8月3日(木曜日) | ||
第2回 11月 11日(土曜日) | 第2回 11月 12日(日曜日) | ||
1 | 09:30~10:20 | 物理基礎 | 倫理 |
2 | 10:50~11:40 | 現代社会 か 政治・経済 | 日本史 か 地理 |
11:40~12:40 | 昼食・休憩 | 昼食・休憩 | |
3 | 12:40~13:30 | 国語 | 世界史 |
4 | 14:00~14:50 | 英語 | 生物基礎 |
5 | 15:20~16:10 | 数学 | 地学基礎 |
6 | 16:40~17:30 | 科学と人間生活 | 化学基礎 |
全部で14科目あります。
この中から、8科目~10科目を受験することになります。
つまり、最少受験科目数は8科目ということです。
必修科目は4科目
必修科目は以下のとおりです。
2.数学I
3.英語
4.世界史(世界史Aまたは世界史Bのどちらか1つ)
この4つの科目はだれでも必ず受験しなければなりません。
このうち、「英語」「数学」は学習に比較的時間がかかりますから、早めに着手することがポイントです。
選択科目の決め方
選択科目は以下のとおりです。
7. 日本史または地理(日本史A、日本史B、地理A、地理Bのいずれか1つ)
8.9.10 科学と人間生活+物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から1科目合計2科目
もしくは物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から3科目I
最少科目数で負担を減らす
理科の選び方は、少し複雑です。
分かりやすい図で確認してみましょう。
科目数が少ないのはパターン1「合計2科目」です。
四谷学院では、学習負担を考えてパターン1「合計2科目」をオススメしています。
「科学と人間生活」は必ず受験しましょう。
そして、「生物基礎」「化学基礎」のいずれかをオススメしています。
もしも「計算とか算数とかにアレルギーがある!」ということであれば、迷わず「生物基礎」を選びましょう。
一方、「現代社会」「倫理・政治経済」のいずれかの選択についても、科目数を減らして学習負担を減らすという観点から、「現代社会」の選択をオススメします。
「社会」はAがオススメ
社会には、「A」と「B」があります。
何が違うのか?というと、範囲が異なります。
出題範囲が狭いのはA。試験内容は近現代史が中心となります。
「A」を選択すると学習負担は軽くなります。
将来を見すえた選択のしかた
社会のうち「世界史」は必修ですから、必ず勉強します。
問題は「日本史」にするか、もしくは「地理」にするか、です。
将来、大学受験を目指しており、その際に「日本史」を受験科目として使うのであれば、高認試験でも「日本史」を選びましょう。
(もちろん、日本史「A」でOKです。)
大学受験と高認試験とでは、難易度は変わってくるとは言え、大学受験で再度勉強することになるので理解が深まります。
自分の得意・不得意を反映させる
選択科目で迷う場合、
「どちらも苦手なんです・・・」というご相談もよく受けます。
そんなときは、実際の試験「過去問題」やテキストを確認するとよいでしょう。
どんな内容を勉強するのか、より興味をもって勉強できるのはどちらか、をチェックします。
理科と同様に、「苦手意識のある科目を避ける」という選び方でも、もちろんかまいません。