こんにちは、四谷学院の田中です。
高認試験(高等学校卒業程度認定試験)は、中学校を卒業されたかたなら、どなたでも受けることのできる資格試験です。
合格すると、「高校卒業と同程度の学力を持っている」と証明されます。
この記事では、実際に高認試験にかかる費用について解説します。

受験料

高認試験の受験料は、受験する科目数によって異なります。

受験料
1~3科目:4,500円
4~6科目:6,500円
7~9科目:8,500円

 

出願の際に、郵便局で受験料分の印紙を購入します。
現金での支払いはできませんので注意しましょう。

また、出願書類『受験案内』は各都道府県の教育委員会や県庁などで無料で配られています。
しかし、配布場所が遠かったり、平日のみだったりすることも。
インターネットや電話でも、『受験案内』を請求することができますが送料がかかります。

受験対策

高認試験に合格するための対策方法として、主に3つの方法があります。

< 高認試験対策 >
 ○ 独学で自宅で勉強をする。
 ○ 予備校・塾に通ってサポートを受けながら勉強をする。
 ○ 通信講座でサポートを受けながら、自宅で勉強をする。

独学

高認試験対策用のテキストや問題集などを、すべて合わせて3~4万円ほどになります。
以前学校で使っていた教科書や問題集があれば、そのまま使うこともできるかもしれません。
しかし、教材が古い内容の場合は、新しい教材を準備しましょう。

独学は、費用の面から見ると、3つのうち最も負担が少ない方法です。
ただし、「質問ができない」「モチベーションの維持が難しい」というデメリットがあります。

予備校・塾

受講料・入学金などを、すべて合わせて65~80万円くらいが相場となっています。
交通費や昼食代なども必要になります。
通信講座と同じく、教材やカリキュラムなどがセットで提供され、質問制度や試験情報の提供といったサポートを受けることができます。
定期的に外出し、学校に通うことで、生活のリズムがつくりやすい、一緒にがんばる仲間との出会いがある、といったメリットがあります。
自習室が使えたり、わからないことがあったときその場で質問ができ、モチベーションを維持することができます。

通信講座

受講料・入学金などを、すべて合わせて25~35万円くらいが相場となっています。
教材やカリキュラムなど、セットで提供される場合がほとんどです。
必要な科目だけ受講できる、というのもポイント。
苦手な科目は通信講座、それ以外は独学で学ぶというハイブリット学習も可能です。
質問制度や試験情報の提供などサポートが充実している通信講座を選べば、安心して勉強に集中できます。
独学と同じく、自宅で勉強を勧めていくスタイルです。

<費用面の比較> ※全科目の場合

助成金制度の活用

お住いの自治体によっては、助成金制度を活用できるケースがあります。
かなりの金額が戻ってくるうれしい制度ですから、ぜひチェックしてみましょう。

各種助成金制度を利用して高認合格を目指そう!

高認資格取得にかかる費用は?(まとめ)

教材費や受講料など、見えるところの費用だけ比較すると、「独学」が最も安く勉強できる方法です。
しかし、もしも不合格になってしまって何年も学習し続けることになってしまっては、意味がありません。

短期間で合格することで、進学や資格取得、就職といった次のステップに1日でも早く進むことができるのです。

まさに・・・時は金なり!

「安いから」だけで対策方法を選ぶと、結局、遠回りをする羽目になるかもしれません。
まずは、自分自身の学習スタイルに合っている学習法を見つけましょう。

スクールや講座を選ぶときは、価格だけでなく、きちんと合格できるサポート内容であるか?という点をじっくり検討しましょう。