こんにちは、四谷学院の田中です。

いきなり質問ですが、「新聞」を読んでいますか?
新聞は、1870年に日本最初の日刊紙「横浜毎日新聞」が創刊されて、家庭での購読も普及してきましたが、近年では発行部数がどんどん少なくなっています。
テレビやインターネットでかんたんにニュースを知ることができるのも、新聞離れの原因の1つのようです。
その影響か、最近では「政治にあまり興味がない」「社会科が苦手だ」という若者が増え、投票率の低下とともに「若者の政治離れ」という報道もされています。
しかし、私たちが社会で生きていくうえで、政治や経済はとても密接なんです。

「現代社会」は高卒認定試験の必須科目

高認試験には、必須科目と選択科目があります。

必須科目は、受験生全員が必ず受験しなければならない科目です(免除者を除く)。
一方、選択科目は、自分の選んだ科目だけ受験するので、受験しなくてもよい科目も出てきます。

「社会科」であれば、「日本史」「地理」は選択科目です。そして、「現代社会」「世界史」は必須科目です。

「現代社会」の学習内容

「現代社会」はその名の通り、今、現在の世の中に関することが出題される科目ですね。
そのため、出題の傾向としては「広く、浅く」というイメージです。出題されるテーマが多岐にわたるのが特徴でしょう。
まさに新聞に出ていることや、その理解のベースとなることを勉強する科目です。
「普段、新聞を読まない」という方でも、「現代社会」を勉強することで、新聞やニュースに少し興味が出てくるかも知れませんね。

オススメの試験対策方法

「現代社会」の試験対策は、「資料を読み解く力の育成」が必須です。
しかも、広く浅く、さまざまな分野を扱いますから、どんどん先に進めていくのが重要です。
「完璧にしよう」
と思って同じ部分を繰り返し読むよりも、先へ先へと読んで、読み解くのに必要な「基本的な知識」と、長文への「慣れ」を身につけましょう。

テキストの読み方

テキスト読む、と言っても色々な読み方がありますね。多くの方は、テキストを「黙読」します。
しかし、黙って文字を追っていると・・・・眠くなってきます。
もともと興味のない科目であれば、なおさらです。

おススメのテキストの読み方
・音読する
・大切なポイントをノートに書き出す
・わかったことを自分なりに整理する

目で見るだけでなく、音読することで「自分の声」を聴いたり、手を動かしたり・・・
五感をフルに活かしましょう。より記憶として定着させやすくなることが、脳科学の研究でも証明されています。

タイプ別勉強法

「どうやって勉強したらいいかわからない・・・」
そんなあなたは、タイプ別勉強法をご紹介します。
「自分はどのタイプなんだろう?」と、実際に取り入れて、確かめてみてくださいね。

目で見るのが強いタイプ

目で見たものが印象に強く残るタイプは、テキストのポイント部分をマーカーなどで目立たせるとよいでしょう。
覚えにくいと感じる部分は、付せんメモなど書き、ドアやトイレに貼って自然と目に入るようにしておきましょう。
しっかり覚えられたものからはがしていきますが、捨てずにとっておくこと!
がんばって覚えた分が付せんメモの量です。
あなたががんばりが「目に見えて」わかるので、達成感をもちながら継続できます。

耳で聞くのが強いタイプ

テキストを音読したり、それを録音したものを自分で聴く勉強法がよいでしょう。
また、講義の動画なども頭に入りやすいと思いますので、たとえば洗濯物をたたみながら、爪を切りながら、ストレッチをしながら、動画を流しっぱなしにして耳で聞くのも効果的です。

四谷学院の通信講座の場合、全科目に講義動画がついています。
クラス授業をただ録画しただけの動画ではなく、通信講座の受講生用に講義された内容です。
苦手な部分は繰り返し見て、理解を深めましょう。

集中力が短いタイプ

一度にまとまった時間勉強するのが苦手な場合、短い時間にギュッと集中するのがオススメです。
1時間ダラダラと勉強するよりも、30分集中して勉強するほうが効果が高いこともあるんです。
特に忙しい方は、まとまった時間をとろうとすると、そもそも勉強をスタートできないなんてことも。
「今日はこの分野だけテキストを読もう」
「今日は2ステップだけ進めよう」
目標を決めて、少しでも毎日勉強するクセをつけましょう。

いかがですか?
「お、最近調子がいいな」
と感じたら、それがあなたに合った勉強法です。正しい勉強法は1つではないので、色々試して見るとよいと思います。

忘れちゃいけないアウトプット

テキストや動画でインプットしたら、次はアウトプットです。
問題を解きながらアウトプットを意識して進めましょう

四谷学院の通信講座の場合、パソコンを使って問題を解く「演習トレーニング」が教材に含まれています。
ゲーム感覚でドンドン、問題を解いてください。まちがった問題は、あとから解きなおすこともできます。
さらに、全8回の添削課題があります。この添削問題も、とことん利用してください。
解説をよく読んだあと、お手持ちのテキスト類で該当箇所をチェックする習慣をつけましょう。


まとめ

テキストの読み方も勉強法も、奇抜なことはありません。
一見、地味なようにも見えますが、こういったこつこつ作業が結局は一番の近道となります。
ぜひとも、お試しになってみてください。