こんにちは、四谷学院の田中です。

「高認試験は難しくない!」と言われてはいますが、実際の出題問題を見たことはありますか?
初めて高認試験にチャレンジされる方は、どんな科目があって、どのくらい難しい(あるいは、簡単な)問題が出されているのか、学習を始める前にぜひ確かめてみたいですよね?そして、「この問題が解ければ合格できるんだな」と高認試験のレベルを、これから勉強を始める前に確認すると、とても安心すると思いますよ。

それから、社会と理科は選択科目です。どの科目を受験するかを決めるときには、なるべく早く!過去問題をチェックしましょう。
この記事では、高認試験の過去問題を入手する方法をご紹介します。

参考記事

プロがアドバイスする高卒認定試験「社会」「理科」の選び方

過去問題はホームページで公開されている

高認試験の過去試験問題は、文部科学省の「 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」というページで公開されています。無料で誰でも見ることができますよ。

過去5年分の問題が解答と一緒に公開されていますから、試験前には、実力試しとしてもぜひ活用しましょう。

国語「現代文」などの一部の問題は、著作権等の関係で公開されない場合があります。

AとBに注意!

高認試験の「世界史」「日本史」「地理」は、AとBがあります。

当日配布される問題冊子の中には、AとBの両方が印刷されています。

たとえば、これは「地理」問題冊子の表紙です。

平成28年第2回 「地理」表紙の一部

地理Aが、1~40ページ
地理Bが、41~80ページ

このように、前半がA、後半がBになっていますから、自分の選択した方のページを開いて、正しく解答しましょう。

選択問題に注意!

高認試験では「選択問題」があります。
当日配布される問題冊子には、注意事項が書かれています。

たとえば、これは「科学と人間生活」問題冊子の裏表紙です。

平成28年第2回 「科学と人間生活」裏表紙の一部

せっかく正しい答えが分かっても、マークをまちがってしまっては正解になりません。
過去問題を使って練習しておけば、試験当日にあわてずスムーズに取り組めます。
マークミスのないように落ち着いて解答しましょう。

解説の重要性

残念ながら、文部科学省のホームページで公開されているのは「問題文」と「正解番号」のみ。
そのため、「なぜその答えになるのか」といった、くわしい解説はもらえません。
特に数学では「途中式」が一切公開されていませんから、過去問題だけを使って試験対策するのは難しいといえます。

詳しい解説、わかりやすい説明が力をつける

四谷学院では、過去問題についての質問ももちろんOKです!
「ここまでは解けたけど、続きが分からない」
「なぜこの答えになるの?」など
先生に遠慮なくご質問いただけます。

なぜなら、詳しい解説、わかりやすい説明が力をつけるから!
過去問題はあなたの強力な味方になってくれるはずですから、怖がらずにチェックしましょうね。