「学校へ行くのがつらい…」

そんな悩みを抱えている人の多くが、学校での人間関係に悩んでいます。そこで今回は、学校で人間関係に疲れてしまう原因や対処法をいくつかご紹介します。また、学校を休んだため単位が足りない…という場合に役立つ、高認受験についても解説します。

学校の人間関係で疲れてしまう要因

学校では、限られた範囲で人間関係を形成しなければなりません。また、行事や授業は全員参加が基本なので、自由な行動も制限されます。このような環境では、ストレスがたまるのは、仕方ありません。

つまり、学校での人間関係に疲れるのは、「メンバーや行動の選択肢が少ない」「個性をおさえてまわりに合わせなければならない」ことが大きな要因になっています。

学校の人間関係の悩みを解消する方法

では、人間関係の悩みを解決する具体的な解決方法を、いくつかご紹介します。

すべての人に好かれようと思わない

まず、自分自身のことに置き換えて考えてみましょう。あなたには好きな相手もいれば、苦手な相手もいるはずです。無理をして八方美人になってしまうと、かえって人間関係がうまくいかなくなります。「合わない人がいるのは当たり前」くらいの気持ちで接するようにしましょう。

イヤなことは断る

友達から頼まれたことを何でも聞いてしまう人もいますが、それは「いい人」ではなく「都合のいい人」です。無理なお願いを断ったことが原因で離れていく相手は、友達とはいえません。イヤなことはきちんと断りましょう。

「卒業まで」と割り切る

合わない相手との関係は、学校卒業と同時に解消される場合がほとんどです。「学校での人間関係は卒業まで」と割り切れば、適度な距離感を保てるので、ストレスがたまりにくくなります。

学校以外に居場所を作る

習い事・アルバイト・ボランティアなど、学校以外に自分の居場所を作るようにしましょう。複数のつながりがあれば、どれか1つがうまくいかなくても、心が疲れにくくなります。

一人の時間を作る

ときには一人で過ごす時間を確保することも大切です。ゲームをする・読書をする・映画を観る・ライブへ行くなど、人間関係を忘れて夢中になれる時間を過ごすと、ストレス解消になります。

どうしてもつらいなら高認受験も選択肢の1つ

学校での人間関係がつらい場合には、学校を休むのも1つの方法でしょう。そして「登校していないため卒業に必要な単位が足りない!」という場合には、高等学校卒業程度認定試験(高認)の受験を検討しましょう。

高認試験は、高校に在籍したまま受験できます。高校によっては、高認で合格した科目が単位として認められることがあります。

「休みが足りなくなりそう」
「もしかしたら高校に通い続けることができないかも」

そんなふうに不安に思うかもしれませんが、高認に合格したという実績が自信や安心につながることもあります。

単位として認められるかどうかは学校長の判断となりますが、卒業に必要な単位として使われなかったとしても、自信や安心につながることは大きなメリットです。
ただし、高認で受験できる科目数は最大で9科目です。たとえば、「体育」「美術」「音楽」などの科目は高認試験では受験できないので、高認だけで高校卒業に必要な単位をそろえることはできません。

万が一、高認に合格すれば高校を卒業しなくても大学進学への道がひらけます。高認は高校の単位取得だけではなく、将来の選択肢を広げるための手段といえます。

学校の人間関係は卒業まで!疲れたら割り切って付きあおう

学校での人間関係は限られた範囲で形成され、我慢しなければいけないことも多いので、とてもストレスがたまります。しかし、学校は人生の通過点の1つに過ぎません。「卒業までの付きあい」と割り切り、学校以外に居場所を見つけてリフレッシュするというのも、1つの方法です。

学校を休みがちで単位が足りない場合や、万が一そうなってしまう前の保険としては、高認受験もおすすめです。高認で合格した科目は高校で単位として認められるケースもありますし、高校卒業を断念した場合であっても高認に合格すれば大学進学を目指すことができます。

四谷学院には、さまざまな経験を経て高認合格を目指す仲間がたくさんいます。同じような境遇の仲間が多いので、互いに励まし合って勉強することができます。高認から大学受験を目指すコースも用意されていますので、興味のある方はぜひご相談ください。