こんにちは、四谷学院の田中です。
今日は、イソップ寓話「3人のレンガ職人」の話を紹介します。

ええ~~いきなりおとぎ話ですか???
と思うかもしれませんが、イソップは「寓話」といわれるだけあって、なかなか奥の深~いお話もあるんですよ。

イソップ寓話「3人のレンガ職人」

ある人が、レンガを積んでいる人に聞きました。
「あなたは何をしているんですか?」

一人目はこう答えました。
「見ればわかるだろ、レンガを積んでいるんだよ」(行動)

二人目はこう答えました。
「レンガを積んで教会の壁を作っているんだよ」(目標)

三人目はこう答えました。
「これで人々が集う教会ができるんだよ。
 自分は救済のための仕事をしているんだよ」(目的)

10年後・・・
一人目は同じ仕事をしていました。
二人目は、棟梁になっていました。
三人目は、その町一番の経営者になっていました。

物事に取り組む「意識」を変える

今回紹介した「3人のレンガ職人」という話は、社長さんが朝礼で話す訓話としても有名です。
「働く意義」「新人のモチベーション管理」などで引用されることも多いんです。

もちろん・・・高認試験対策でも同じことが言えます。

数学を解く3人の生徒の話

数学の「一次関数」の問題を解いているときに、
「あなたは何をしているんですか?」と聞かれました。

(1)「見ればわかるだろ、数学の計算をしているんだよ」(行動)
(2)「高認試験に合格するために、数学の勉強をしているんだよ。」(目標)
(3)「これで将来の可能性が広がるんだよ。
    自分の未来のために学んでいるんだ。」(目的)

さあ、あなたはなんと答え、10年後どうなっているでしょうか?

勉強をするときに、あなたの「目的」をたまに思い出してみてくださいね。きっと、「シャキッ」と背筋が伸びるでしょう。