高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)に合格すれば高校を卒業した人と同等以上の学力があると公的に認定されます。
「やってみたいけど、自分も受験できるのかな?」
「中学卒業してすぐ合格と言っていたけど、年齢性制限はないの?」
と、気になった方もいるのでは?
この記事では、高認試験の受験資格について解説します。
目次
高認受験の制限は「年齢」と「学歴」
高校卒業程度認定(高認)試験は、年齢制限があります。
高卒認定試験の受験資格者は、「満16歳以上になる大学入学資格のない人」です。
これだけ!ちなみに上限はありません。
受験生の年齢は?
受験者の過半数が高校生くらいの年齢ですが、最高齢は75歳!幅広い 人が合格しています。
15歳でも受験できることがある?
Q.今15歳ですが、今年16歳になります。高認試験を受験できますか?
A. 受験できます!
詳しく解説しましょう。
高卒認定試験の受験資格の「満16歳以上になる大学入学資格のない人」というのは、
受験しようとする試験の日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になる人という意味です。
2023年8月試験を受験するなら、2024年3月31日までに満16歳になる、この年齢以上ならOKです!
高校生も受験できる?
Q.高校を休学中で、中退はしていません。高認試験を受験できますか?
A.受験できます!
詳しく解説しましょう。
平成17年度から、全日制高等学校等に在籍されている方も受験が可能となりました。例えば、高校休学中で籍は置いてある場合でも、受験が可能です。
年齢の条件さえクリアしていれば、誰でも受験できます!
大検に合格者は受験できる?
Q.以前大検に合格して、大学受験資格があります。高認試験を受験できますか?
A.受験できません。
詳しく解説しましょう。
高等学校を卒業している人や大学入学資格検定(大検)の合格者、高認試験合格者など、既に大学入学資格を持っている方は受験できません。
高校を中退、休学中などで通っていない、高校に進学しなかった人などが受験できます。
大学受験できるのは18歳になる年度から
高卒認定試験の全科目に合格すると、高認合格者となります。18歳未満の場合は、満18歳の誕生日の翌日から合格者と認められます。18歳になる前に、高認試験ですべての科目に合格しても、そのまますぐに大学受験ができるわけではありません。しかし高認試験に合格をしていれば、現役高校3年生と同様に、現役3年生の年度での受験が可能となります。
つまり、高校を辞めても高認に合格をすれば、現役の年齢で大学受験や専門学校への進学が可能となるのです。