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【国語】苦手を得意へ変える!漢文の攻略

最終更新日:2020/11/12

※この記事は約2分で読めます。

こんにちは、四谷学院通信講座です。
漢文は、平安時代の貴族の男性達の「たしなみ」のひとつ。幼い頃から漢文を読むんですって。
近代以降も、日本の上流知識階級の素養の1つでした。夏目漱石の漢詩はとても有名です。

「漢文が嫌い」「苦手」という方、多いようですね。
漢文の攻略は「ハード面」「ソフト面」の2つから攻めていきましょう。

漢文のハード面:ルールを覚えよう

ご存知の通り、漢文はもともと中国の文章です。
それを日本語として読むために、規則を設けたのが訓点です。
訓点とは、送り仮名と返り点のことですね。

これは約束事なので正しく理解するしかありません。
逆に言えば、ルールさえ覚えれば漢文はスラスラっと読めるんです。

特に再読文字は、頻出です。試験で登場する再読文字は、だいたい決まっていますから、それぞれの読み方、意味を覚えておきましょう。
そのほか、否定形、反語形、使役形などは、はずせませんよ。テキストで勉強したら、ぜひふせんをつけてチェックしてくださいね。

漢文のソフト面:ルールを覚えよう

テキストの演習問題の例文を音読がとっても効果的です。
漢文独特の言い回しを耳を通して、理解していきましょう。

また、全部でなくてもかまわないので、書き下し文を書くことをお勧めします。
普段使っている現代文ではないので、全体の意味がちょっとわかりにくいですが、でも、漢字をヒントに想像していきましょう。
内容としても、試験で出ているのは古文よりもずっと単純なんですよ。
 

まとめ
★ 句法の決まりはゼッタイ覚える
英語の文法と同じで、句法の決まりは覚えてしまいましょうね。
★ 音読して漢文に慣れる
音読して「漢文」に慣れていきつつ、内容は漢字をヒントにしましょう。

 

夏目漱石と漢詩

冒頭に紹介した、夏目漱石についてのおまけです。
「漱石」の意味を知っていますか?
これは中国のことわざ「漱石枕流(そうせき ちんりゅう)」が由来です。

「川の流れに口を漱(すす)いで、石を枕にして寝る」という意味で、「漱流枕石」と言うところ、まちがって「漱石枕流」と言ってしまった人がいました。しかし、間違いを認めずに「石で漱いで、川の流れを枕にして寝るんだ!」と言い張ったとか。ここから、頑固者とか負けず嫌いという意味のことわざ「漱石枕流」が生まれました。(『晋書』孫楚伝より)

「漱石」というペンネームは、このことわざが由来となっています。
ちなみに夏目漱石の本名は「夏目金之助」です。

 

 

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