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高卒資格の意味と高認の違いとは?高認の基礎知識と合格後の進路

最終更新日:2020/11/11

※この記事は約4分で読めます。

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験:高認)に合格すると、高卒者と同じように大学や資格試験の受験資格が得られるため、「高認に合格すれば高卒資格が得られる(最終学歴が高卒になる)」と誤解している方が少なからずいらっしゃいます。

ここでは、高卒資格と高認の違いを解説するとともに、高認試験の内容や難易度、合格後の進路などについてまとめます。

 

高卒資格の意味と高卒認定の違い

まず、高卒資格とは全日制高校・通信制高校・定時制高校を卒業することで得られる資格です。一方で高認とは、高校を卒業した者と同等以上の学力があることが認められるものです。

高卒資格は高校を卒業しないと取得できないので、高認に合格しても最終学歴は「中卒」となります。履歴書などに記入する際には、学歴欄、資格欄共に「〇〇年○月高等学校卒業認定合格(又は取得)」と記入すると良いでしょう。

 

高認とはどんな試験?難易度は?

高認試験の正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」です。しかし、試験で求められる知識は基礎的な内容にとどまるので、きちんと勉強すれば合格レベルに達することができます。

 

高認試験の試験科目

高認試験の試験科目は6教科14科目です。国語・数学・英語が必須科目で、地理歴史から2科目(世界史は必須科目)、公民から1又は2科目、理科から2又は3科目を選択するので、全教科受験する場合は8~10科目受験することになります。なお、一度合格した科目は次の受験時に受ける必要がないので、何回かに分けて受験することも可能です。ちなみに、一度合格した科目は、受験し直すことはできません。

 

高認試験の科目免除要件

高校で単位を修得している科目については、免除となることがあります。また、英検や実用数学技能検定、歴史能力検定で一定以上の級に合格している場合にも、該当科目が免除になります。

 

高認試験の難易度と合格率

高認試験では基礎学力が試されるので、高校1年生くらいまでの学習内容が出題されます。合格点は非公表ですが、どの科目も100点満点中40~45点程度で合格できるといわれています。
合格率は例年40%前後なので難関だと思われがちですが、合格定員が決まっているわけではないので合格ラインをクリアすれば何人でも合格できます。

<高卒認定試験の詳細は以下の記事をチェック!>
高卒認定試験とは?受験するメリットや受験資格、勉強方法を解説

 

大学受験・資格試験受験・就職における高認の扱い

 

大学など受験資格について

高認に合格すれば、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。18歳未満で高認試験に合格した場合には18歳になった時点で合格者となるので、現役高校生と同じタイミングで受験に臨むことができます。また、飛び入学を実施している日本国内の大学を受験することも可能です。

 

資格試験応募資格について

国家試験の受験資格や合格後の取り扱いは、高卒者と同等となります。受験可能な国家試験としては、「幼稚園教員資格認定試験」「小学校教員資格認定試験」「保育士」などがあります。また、受験可能な国の採用試験としては「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」「裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官、高卒者区分)」などがあります。

 

就職について

高認試験に合格し、大学や専門学校等へは進まずに就職をする場合、「高校を卒業した者と同等以上の学力があることが認められるもの」となりますが、最終学歴は中卒です。就職においては、企業によって判断が異なります。しかし、学歴よりも技術や経験が重視される採用であれば、不利に扱われることは少ないと考えられます。

 

高認試験に合格して、将来の選択肢を大きく広げよう!

高認に合格しても高卒資格は得られませんが、進学・資格試験受験・就職などにおいて進路の選択肢が大きく広がります。一方で、高認試験は基礎学力を試すものなので、難易度はそれほど高くありません。将来の可能性を広げるために、高認受験を考慮してみませんか。

高認試験は独学でも合格可能ですが、短期間での合格を目指すのならば、ぜひ四谷学院にご相談ください。四谷学院では、高認合格をかなえる4つのコースをご用意しています。個別説明会も随時実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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