こんにちは、四谷学院の田中です。
今回は、高卒認定試験の必修科目の1つ「世界史」の勉強の仕方についてです。
免除される方を除いて、受験生全員が学習する科目です。
四谷学院でも受講生は多いですし、質問も多い科目なんですよ。
目次
世界史の悩み第1位「頭に入らない!」
さて、世界史を勉強するにあたり、こんな悩みはありませんか?
「勉強しても、なかなか頭に入っていかないんです」
「暗記しよう!と思って教科書を読んでも 単語の意味がわからず進まない」
世界史では、カタカナ表記の用語が多いですね。人物名・地名なども混じってしまったり・・・さらには、戦争や革命なども多く、どれを覚えなくてよくてどれを覚えたほうがいいのかわからない
なかなか苦労の多い科目かもしれません。
完ぺき主義を捨てて!
わからない単語が多すぎると、いちいち調べるのにとても時間がかかります。
全部調べるのはきりがありませんし、いやになってしまい、高卒認定試験対策そのものに挫折してしまうことも!
そこで、あなたへアドバイスです。
完ぺき主義を捨てましょう。
教科書の太字・赤字に注目
まずは、教科書をざっと読んでイメージをつかみ、時代ごとの大枠を理解しましょう。最初は年号や用語にこだわることなく、大まかな歴史の流れをつかむことが先決です。
次に、教科書やテキストの「太字」「赤字」の部分を優先して覚えていきましょう。
カン・雰囲気も実力のうち
世界史は範囲が広く、人名・用語がたくさん登場してきます。
そのため
「どこまでやったらいいの?」「コレも覚えなきゃいけない?」
と、不安になると思いのではないでしょうか?
しっかり勉強したつもりでも、
「カン」あるいは「雰囲気」で答えてしまうこともあるかもしれません。
もしそうでも、正解していればそれが実力です!オッケーなんです。
意外に思いました?
でも、勉強をしていくうちに、ちゃんと「カン」も磨かれていくんですよ。
試験はマークシート式です
高認試験はマークシート式の試験です。そして、「世界史」の試験はすべて4択問題です。
つまり、正解はココにあります。
たとえば「20世紀初頭のインド」について問われた場合、問われている出来事そのものはよく知らなくても、選択肢を見てこんな風に考えます。
「これは20世紀ではなくかなり昔のことだ」
「インドでなくヨーロッパの出来事のはず」
根拠をもって「×」の選択肢を選べたら、それでよいのです。
ゲーム感覚でどんどん問題を解いていくことができます。
点数はもちろん正解率も表示!まちがった問題は自動的に蓄積して、あなただけの復習テストに。
何度もくり返して、知識を定着させましょう。
流れ・ポイント押さ方
出来事の原因・展開・結果をおさえる
時代の流れをとらえるとき、出来事の原因・展開・結果をおさえていくのが「世界史」の学習です。
世界史には、「世界史A」「世界史B」という2科目はあります。高卒認定試験で受験するときは「世界史A」を選びましょう。
「世界史A」は、近現代史に重点がおかれています。そのため、古代・中世については、細かいことまでは高認試験で出題されません。近現代を中心に、まずは「知っている名前」を増やしていきましょう。
そしてある程度、知識が増えてきたら、そのときに整理してみると、だんだんつながって流れが見えてきますよ。
世界史対策のキモ「地図」
また、世界史の試験対策として特に重要なポイントは「地図」です。
世界各国について学ぶわけですから、各国がだいたいどの地域にあるのかを知っていると、グッと理解しやすくなるんです。
高卒認定試験では、「地図問題」が出題されますから、教科書やテキストに載っている地図は必ず確認をしておきましょう。
大事なのは、「現在のどのあたりにあるのか」を常に意識すること。
たとえば、「サファヴィー朝は現在のイラン」、「ムガル帝国は現在のインド」といったように、おおざっぱな位置関係を意識しながら勉強をしていきましょう。
意外?「宗教」もチェック
そのほかにも、「宗教」も世界史攻略の重要なポイントです。
創始者の名前、一神教なのか多神教なのか、どの地域に広まっていったのか。ということをまずおさえましょう。
まずは大雑把に理解して、そしてそこに少しずつ知識を関連づけていきましょうね。
「通信コース」では「講義DVD」で、通学コースと同じように講義を受けることができますよ。
どちらの講義も、学習のポイントをていねいに説明するから、学習のブランクや苦手科目があっても安心です。