高卒認定試験とは

正式名称は、高等学校卒業程度認定試験です。「高卒認定試験」「高認試験」あるいは「旧大検」などとも呼ばれます。
高等学校を卒業した者と同等以上の学力があることを認定するための試験が、「高卒認定試験」です。

大学入学資格検定(大検)は、平成17年度よりに高卒認定試験(高認)にかわりました。

中学卒業された方であれば、どなたでも受験できます

受験しようとする試験の日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が受験できます。

例:令和2年“度”試験については、令和3年3月31日までに満16歳になる方から受験可能です。

全日制高等学校等に在籍されている方も受験が可能です。
高等学校卒業時の単位として認定されるかどうかは、各校長判断となります。

チャンスは年2回

高卒認定試験は、年に2回「8月」「11月」に実施されます。
チャンスが年に2回あり、また科目ごとに合格することが可能です。

自分のペースで受験することができるんです。

試験ごとに出願手続きが必要です。
例年、8月試験は4月頃、11月試験は9月頃が出願期間になっています。

受験科目は8科目~

試験科目
1.国語(現代文・古文・漢文)
2.現代社会または倫理+政治経済
3.世界史(世界史Aまたは世界史Bのどちらか1つ)
4.日本史または地理(日本史A、日本史B、地理A、地理Bのいずれか1つ)
5.数学
6.7.科学と人間生活+物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から1科目合計2科目、もしくは物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から3科目
8.英語

高校に通ったことがある場合、修得単位数によって試験科目が免除になる可能性があります。
また、英検などの資格をもっていることで免除になる科目もありますので、学習を始める際には調べてみましょう。

(参考)文部科学省 「高等学校卒業程度認定試験 > 免除要件 」

大学進学への道

高認試験に合格すれば、大学受験資格を得ることができます。
専門学校や短期大学、4年生大学への進学が可能です。もちろん、センター試験や推薦入試も受験することができます。

高認試験に合格すると、高校を卒業した方と同程度とみなされますので、公務員や国家資格の受験ももちろん可能です。
国家公務員、学校の先生など、あなたの進路が大きく広がります。

高卒認定試験(高認)は、高卒の学歴を与えられる試験ではありません。高認合格の時点では、学歴上は中卒です。

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